Nicotto Town



烏が死に 私が生きているのはなぜなのか。


この記事も悩んだ結果、けっきょく書いてみることにしました。
ある意味不快な話だし、またどうしようもない話でもあります。
自分の道楽ブログでも書いたんですが、まだ書き足りないので。

百羽の烏の死骸が発見されたニュースがありました。
調べたところ、死因は餓死だったという。
気候の変化で餌がなく、胃は空っぽだったそうです。

………………………………………。

烏はたいして好きではないけど、この話は辛かった。
自分の知らないところで日々起きている恒常的な悲惨が偶々報道され、
トリさん好きの私がたまたま悲しい気分になっただけに過ぎない、と自覚してるからです。

自分がその烏の一羽だったらどんな思いだったか、なんて考える自己満足。
人間界の悲惨を見ぬフリして、こんな些末な動物記事に反応する独善とエゴイズム。
それを共有する人を探そうとして文章を書く責任回避能力。……自分が嫌になる。

でも考えてしまうのです。
エゴ全開で道楽ばかり追求し、関わる人間を不快にすることを躊躇わぬ私が生き残り、
空腹で身を寄せ合い極寒の夜を耐え忍ぼうとした烏たちは命を失った。その意味を。

彼らの死に関し、私はおそらく無縁です。
無縁であるということが罰の一種なのかもしれぬ。
世界が不合理に作られている、という気分がぬぐえない。

今日、私は古いギターアンプ3台を売り飛ばし、
新しく1台だけアンプを買って、我が機材拡張に全否定をカマす家族には
「空いたスペースに置くから結果的に広くなっただろ」と言い訳する予定。

こういうバカがおめおめと生き残り堕落した無意味な生を謳歌し、
濡羽色と称される美しい羽根を持つ無垢の生き物たちが天に召された。
『百羽の烏』という曲を作ろうと思う。自分が屑であることを忘れぬため。

今回はコメントを受け付けない設定としました。
ご覧下さった方、なにとぞご了承ください。
語り合いたくはないけど、発信しておきたいコトってのも……時々ございますです。




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