Nicotto Town



開戦80年で観る『世界大戦争』


旧憲法下の節目の日に反戦映画や記録集を観ることが多いです。終戦を経験した親世代の思いを受け継がねばという義務感もあるし、体制・大義・正義・善に決して靡かぬというエゴイスティックな決意表明の趣もある。
今回観たのは1961年東宝配給のヒット作『世界大戦争』。『渚にて』等の人類絶滅モノが売れていたので...

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映画を教えろ、と言われたら


「映画教えてよ」と言われ面喰った。5歳ほど上の団塊世代。なしてオレなんじゃと問うと「なんか詳しそうだから」と一言。コアでマニア的な話題で悩んだ団塊世代はだいたい私に話を振る。
私に聞いてるんだから『プリティウーマン』とか『マトリックス』とか、『ショーシャンクの空に』『スタンドバイミー』なんて答えは...

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若き日の渡瀬恒彦


享年七十二、合掌。テレビの各シリーズでお茶の間に浸透してる人ですが、私は任侠映画が苦手なのでこの人の若い頃の演技を知らなかった。実は、狂気を湛えた悪役としての演技、なかなか格好いいんですよ。
角川映画全盛期、大作はほとんど封切で観た記憶があります。半村良原作、千葉真一主演の『戦国自衛隊』も当時見ま...

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映画の辻褄は役者が合わせる


鈴木清順監督が逝去。カッコイイ爺様がまた一人、彼岸の人に。私は清順作品のファンではないが、発言や佇まいが好きでした。中原弓彦(小林信彦)が昔コラムで紹介したエピソードが面白かった。
「監督の映画はどこか辻褄が合わないところがありますね」というと、「役者が下手なのです。辻褄は役者が合わせるものです」...

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好きな5本 (チャップリンは難しい)


『ショコラ 君がいて 僕がいる』というフヌケタ邦題の映画がまもなく封切。邦題は勘弁してほしいけど、内容は非常に興味深く、観に行くか検討中。その理由、主演の一人がチャップリンの孫だというのです。
4人目の妻、ウーナとの間に生まれたビクトリアの息子との話。彼は芸人を演じるのですが、その写真がお祖父ちゃ...

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