Nicotto Town



町の本屋応援団 店主の意地を見る


生まれて初めて本を買ったお店、残ってますか?
この質問に「YES!」と答えられる私は幸せ者です。
本日、何十年ぶりにお邪魔してきたのでご報告しましょう。

6歳か7歳の誕生日、両親に連れられて一冊好きなのを選べといわれた。
指差したのはヒューゴー・ガーンズバックのデビュー作を子供向けにした
「2660年のロマンス」というSF。私の人生はこの日決定したのです。

現代のご主人は四代目、120年以上続いてるんですよ、この本屋さん。
私より一回り上だが共通の知己もいたし、遊びも文化もほぼ共通。
1時間以上お話を聞かせていただいた。しみじみ至福の時間でした。

本題はここから。このお店、成人雑誌も扱っておりますが……
ビニールが一切かかっていない。全ページ閲覧可、これは物凄く珍しい。
私の知る限り(何で知ってるんだオマエ!)本屋としては市内でも稀有ですね。

この理由が涙と爆笑なしには語れない。同世代ならわかっていただけるかなー。
昔むかしのこの類の雑誌、表紙と中身のギャップが凄かったんですよ。
1970年代はそれが常識、しかも自動販売機での発売も多かった(なぜ知ってる!)。

若き日の店主もこうした悲劇と絶望を山ほど経験し、ついに決意したらしい。
「中身見れないのはオカシイ!オレは生涯男の純情を持てあそばないぞ!」
かくてこのお店の成人誌、高くても一切ビニールをかけていないのです。偉い!

いやー、大笑いとともに大感動。記念に一冊買おうかと思ったくらい(買ってませんが)。
この拘りって、バカバカしいようだが『本屋』としての矜持に通ずると思う。
ご主人ー、今日は本当にアリガトー。今度は記念に一冊……。

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2015/03/22 06:37
>ラムセス2世さん

『町の本屋さん応援団』始動が遅れましたがスタートしました。団員は私ひとり。
長年地域密着でやってらっしゃる個人経営の本屋さんに伺い、一冊買ってお話を伺うだけ。
何のお役にも立たないけど、でも、小さな本屋さんの人知れぬ歴史を留めたいなー、と思いまして。

120年ってのは私も知らなくて驚愕しました。外国人相手に江戸期の書物なんぞも扱ったのかな?
これだけ続くと老舗ですし、他の本屋さんとの交流も深く、ほとんどのお店を御存じなのです。
昨年閉店したお店のご主人や二代目の動向を教えていただけました。本日訪問予定です。
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2015/03/21 22:10
いつが初めて書店に入って買ったのか、記憶自体がはっきりしません><
小学校のクラブ活動が始まる4年生の時に将棋の本を買ってもらったのが初めてかな?
家の近所の小さなショッピングセンターの中の本屋さんでした。
それがどこかもはっきりしません・・・

四代、120年も続く本屋さん!
素晴らしいですね。



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