Nicotto Town



インコによるインコのためのインコカフェを求む。


娘がフクロウカフェとやらに行ってきました。写真を嬉々と見せやがる。
うーむ、もちろん猛禽類もスキだけどさ……HPを覗いたら凄くビジネス臭が強い。
これはイカン。私はこういう営業形態のお店に興味はない。小鳥至上主義者である。

真のインコカフェに関して長年構想を温めておりますです。
インコが楽しむ場でなければならぬ。人間は二の次である。かしずくのである。
インコカフェには店主インコが君臨し、お客インコをもてなすのである。

各地のインコが飼い主とは名ばかりの下働きに連れられ来店する。
初見のお客インコはカゴから出られない。二回目は店主インコのみと交流し値踏み。
裏を返した三回目から、晴れて店内を自由に闊歩して他のインコと交流する。

メニューは豊富である。定番の丸い粒のエサやトンガリシードはもちろん食べ放題。
お葉物とフルーツを各種取り揃える。お葉物は八百善、果物はタカノから仕入れる。
インコは卵焼きもスキである。化学調味料を入れない薄味のを高級鮨屋から取り寄せる。

お飲み物も各種取り揃える。ビールの泡をつまむトボケた呑兵衛インコも多い。
楽しすぎてお家に帰りたくないヤツも出てくるだろう。宿泊は一泊だけできる。
黒檀削り出しのモーレツに固い特製止まり木でお休みいただく。滑り落ちるかも。

人間どもは店の隅で出がらしのアメリカンコーヒーでも啜っていればよい。
手が空いたら裏の吹きさらしで鳥小屋を綺麗に水洗いしてろ。
彼らが飛び回り、しゃべくり、歌い、はしゃぎまわり、追っかけっこする様子を見守れ。

主人インコを持たぬ野良人間は当然入れない。複数の主人を持つヤツもダメ。
店内は取材と撮影禁止、他のお客インコに無礼があったらその場で切腹だ。
こんな店なら、自分より小鳥を大切にするバカしか集まらないだろう。

動物と触れ合って癒されたいという方の多い時代ですが、私は少々毛色が違う。
生き物が傍若無人、好き勝手に生きる様子を眺めるのが物凄く好きなのです。
気が向いた時だけ私を構ってくれればヨロシイ。遺伝子を超えた交流、かくありたし。




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