Nicotto Town



知られざる日本のギター弾き


NHK朝の連続ドラマの音楽を大友良英が担当する時代になりました。
知られざる音楽家というのは大勢いらっしゃいます。特に前衛的活動の分野に。
一般的認知度が低い方々を紹介したくなりました。思いつくままに。

鬼怒無月(きどなつき)は全方位型の超腕利き、文字通りの名手。
彼はヴァンザンドというブランドのストラトをよく使うが、ロックここに在り!という音。
吉田達也、ナスノミツルと組んでいる『是巨人』のインストがお勧め。

内橋和久は若いころスマートだったが、近年ずいぶん太ったなー。
ヨーロッパ的な柔軟さ、触媒的活動を好むみたいで、マルチに活動しています。
アルタードステイツというトリオの演奏がよいでしょう。俊敏なビルフリーゼル。

琴桃川凛は本名が和田哲郎、色物扱いされてますが素晴らしい音楽だと思う。
もはや大御所の域なのに、世間が取り上げることはまずない。
彼の音源は様々聴けます。古くは伝説のバンド、連続射殺魔の演奏も。

組原正はグンジョーガクレヨンという前衛ユニットの中心人物。
キースロウやデレクベイリーの好きな方なら共感するかもしれません。
グンジョーガクレヨンのアルバムを坂本龍一がリミックスしたこともある。そんな人。

馬頭将器(ばとうしょうき)、サイケデリックバンド『ゴースト』のリーダー。
日本にサイケデリックミュージックはあるのかというと、実は各地に存在している。
ヒッピー性やフラワームーブメントは、これから必要とされるかもしれません。

三浦真樹はラリーズと不失者、双方に参加したギタリスト。
でも水谷氏にも灰野氏にも『染まる』ことのない何かが面白かった。
この人の本質は繊細さだと思う。奥様の静香さんとのユニット『静香』は必聴。

……何人ご存知でしょう。一人も知らない? ノープロブレム。
ですが何十年も継続して活動している、日本を代表するプレーヤーです。
音源や映像を簡単に見られる時代になりました。ご興味があれば。

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2016/03/10 17:14
あ~、似たような話をジャズ喫茶のオーナーの話で読みました。
オーネット・コールマンの「ゴールデン・サークル」をかけていて、いやに今日はコールマン頑張っているなと思ったら、やっぱり45回転でかけていたとか。

グンジョーガクレヨン、↓でも書いたようにコンピ盤でしか音源は持っていませんが、
アルバムを買おうかなと思っています。

ジョン・アバークロンビーも気になります。
ECMはきれいな感じの録音・演奏が多いので、暗い情念となると聴いてみたくなります。
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2016/03/09 22:59
>ヘルミーナさん

グンジョーガクレヨンの笑い話を一つ。坂本リミックスのLPは45回転だったのですが、
初めて聴いたとき、33回転でかけた。私も知人も気づかなかった。けっこうイイと思った。
前衛なんてそんなもの。

フリーゼルの空間構築は一世を風靡しましたね。へそ曲がりの私は敢えて避けてました。
この手のプレーヤーでは、ジョン・アバークロンビーが好み。ECMのトリオはどれもヨイです。
暗い情念が渦巻く感じ。アメリカンには珍しい資質かと思います。
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2016/03/09 12:09
こんにちは。
さすがにわたしでもグンジョーガクレヨンの組原正さんしか知りませんでした。
「Rebel Incorporated」というコンピに入ったグンジョーガクレヨンの「35」を聴き、
恰好いいなあと思ったら坂本龍一がらみだったので驚いたことがあります。

あとは裸のラリーズ、不失者、ビル・フリーゼルあたりでしょうか、わかる固有名詞は。
和ものというのにビル・フリーゼルに食いつくのもどうかと思いますが、
デビッド・サンボーンのアルバムにビル・フリーゼル参加の盤は、
なかなか内省的な仕上がりでよかったです。



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