Nicotto Town



深夜のヴィンテージロック


NHK第一を四六時中つけっぱなしにしている我が家。
年寄りが地震の際にすぐ情報を聞けるように、というのが主な狙いですが、
朝も昼間も夕方も、聞くとはなしに聞いています。

深夜の番組の予告がありました。
「2時からはヴィンテージロック」……え?
「…今夜はリッチーブラックモア特集です」……えええええーっ?

確かに夜中お手洗いに起きたとき、60~70年代ロックが流れていた記憶はあるが、
これは定期プログラムなのか。パープルと言わなかったがどういうことか。
「ハイウェイスターとキャッチ・ザ・レインボー、他です」……夜中にですか。偉い。

夜中寝付けない高齢者向けプログラムだと思っていたんだが、驚きである。
ほかに何を流す気だ。よし、俺が決めてやろう。
NHKよ参考にしたまえ。もう遅いか。

1、ケンタッキー・ウーマン

この曲のソロは若きブラックモアのヒネクレ具合が凄い。
クラシックのクリシェやジャズ的分散がいい加減に散りばめられて笑ってしまう。
ちなみに彼のキャリア屈指の難曲ではなかろうか。コピーしてるヤツを見たことないぞ。

2、ハード・ラヴィン・マン

泣く子もロックする名盤『イン・ロック』最後の名曲、こんなリフ聞いたらやるしかない。
後半の手癖満載フレーズが暴走する部分は彼のインプロヴァイザー気質が堪能できる。
70年前後の彼は、とにかくトンガリ具合が狂気の高みに達しています。

3、ブラック・ナイト(ライブ)

ライブインジャパンの音は全ストラト弾きが憧れて止まない。現人神である。
テープコンプレッションやイコライジングのせいもあるけど、ロック10000%の音。
この人は刻むのがキライですぐ飽きるそうだが、それでもこのビート。とんでもない。

4、ア・ライト・イン・ザ・ブラック

録音の悪さで大変評判の悪い1枚ですが、レインボーの最高傑作と勝手に認定。
ツッこむツッこむ、でも崩れない。キーボードソロに触発された長尺ソロは見事。
彼のワンコードソロはかなりモード的であるというのが私の分析。

5、レディ・オブ・ザ・レイク

L・Aコネクションと迷ったが、スライドのベタさ加減でこちらにしました。
ド素人でも真似られるレギュラーチューニングの単音スライド、でも佳い。
この人のスライドを語る人も皆無だが、ぜひ評価していただきたい。ダメかな。

………ははは、熱くなってしまった。私が初エレキでストラト買ったのはコイツのせい。
すぐ卒業しちゃったけど、やはり血沸き肉躍るわけですよ。
ご近所さま、今夜うるさかったら許してね。全曲一緒に弾く予定。





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