Nicotto Town



好きな5曲(私にとってのジャズギター)


ギター弾きだしジャズだって好き。ではどんなジャズギターが好きか。答えは色々。
ジャンゴラインハルトもチャーリークリスチャンもウェスも、フレディグリーンも佳い。
以下はあくまで私の好み。ジャズじゃない? え、ジャズってゴッタ煮のことじゃないの?


1、Have you met Miss Jones? (Tal Farlow)

ペンキ屋ギタリスト、タル・ファーロウの凄いトコは、どのフレーズも「歌ってる」とこ。
数多のギタリストが真似したわけですが、その域に到達した人は数えるくらいです。
とにかくハミングしたくなる超絶技巧。この歌心はどんな人でも学びたいだろう。

2、Stompin' at the Savoy (Jim Hall)

初めて買ったジャズギターアルバム。まあ端整な演奏です、けっこう教科書的。
でもバーニーケッセルやケニーバレルと違うのは、ある意味『白さ』なんですかね。
粘らずスッキリして当時としては新感覚。そのバランスが絶妙で好きなんです。

3、Special door (Pat Martino)

16分音符の鬼、パット・マルティーノ。嫌いな方も多いが、延々続く息づまる単音は凄い。
一般には歌心の感じられる『Sunny』を推す方が多いけど、私はこの無機質さが好み。
一小節の16個の音符を耳で採って真似するのにどんだけかかったか。未だに出来ない。

4、Shinora (John Scofield)

来ました邪道シリーズ、巨匠ジョン・スコフィールドの若き日のクロージングナンバー。
彼はエリッククラプトンやクリームも好きなんです。そんでこんなんなっちゃった。
この頃のジョンスコのトンガリ具合を好む人は私以外にも多いでしょう。

5、Timeless (James Blood Ulmer)

どこがジャズだ!と叱られる。コールマン門下生のウルマーが放った会心作。
フリーとジャズとロックへの嗜好をどこに着地させるか悩んでいた時期に聴いた。
ああ、コレあり。いいんだ、こういうのでイイヤ俺。結構勇気をもらった一曲。

※ Lonely Woman (高柳昌行)

あれ5曲じゃないのか? まあいいや。日本の正統派ジャズギタリストも好きですが、
やはりこれを挙げないわけにはいきません。空気がドロドロ溶け出すようなソロ。
これをジャズだと思う人とでないとバンドが組めない。困ったことです。

1から3はどこのご家庭で流しても受け入れられる正統派ジャズでございます。
4はちょっと避けた方がいい。5は家族が留守の時に大音量で聴くのが◎。
高柳は……可能な限り最大の音量でスピーカーから聴かないと叱られます、彼に。

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2017/01/12 20:16
>ヘルミーナさん

私は幸い、ポピュラーミュージックを古い時期のものから聴ける機会に恵まれ得をしたようです。
両親が戦後ジャズブームにドップリ嵌っていたことも功を奏したのかもしれません。
高柳がクールジャズをやってるのも好きです。モガンボセッションからもう少し後でしょうか。
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2017/01/12 19:36
こんばんは。
ジェイムス・ブラッド・ウルマー、聴いたことがないんですよ。
パット・マルティーノもないのですが。

早いものでジャズを聴きだして10年ほどになりますが、
ぜんぜんまだ知りませんね。

高柳さんは阿部薫とのコラボを聴いたのですが、
わたしも好きな曲、「淋しい女」をやられていたとは知りませんでした。
ユースケさんが挙げられているなかだとジム・ホールかバーニー・ケッセルかで決めるのが難しそう。



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