Nicotto Town



同曲異人CD制作を提案す


ラジオで流れたリパッティのショパン、家人が性急な演奏だと酷評した。
そこでPCを利用して色々聴かせた。結論が出た。テンポの問題は忘れ去られた。
「同じ曲を同じ録音で、いろんな人が演奏してるのはないのか?」という話。

楽器とハコと録音の問題は音楽の重要な要素になってますよね、ジャンル問わず。
レコードやCDで好きなアーティストだと思い込んでしまうと、その癖が抜けない。
私はプレーヤーでもあるので技巧と録音法を別物として聴くが、普通は全体で聴く。

さっきはリヒテル、ラフマニノフあたりから始めて有名どころをあれこれ聴かせた。
とにかく録音の差が大きすぎて比較が難しい。『柔らかいタッチ』なんて一番怪しい。
アルゲリッチのショパンをそう評して気に入ったようだが、そりゃ録音のせいじゃろ。

ここで思うわけです。名だたるプロを大勢呼んで、有名スタジオとエンジニアに任せ、
同じ曲を同じ環境で録音。ピアノも同じ。調律くらいは人に合わせてもいいですが。
こういうのを聴きたいと思う人はクラシック好きにはいないのかなー。

邪道音楽、特に電気物ではミュージシャン自身もこの問題に積極的ですね。
有名ギタリストが同じスタジオで、似た曲調の音楽を自分の機材と音色で演奏、
そういうコンピが流行った時代がありました。レコードのダイレクトカッティング流行期。

ジャズはライブや共演盤が多いから、けっこう個性が分かりやすいと思います。
でもスタジオ盤はクラシック同様ですね。レーベルやエンジニアの音がありますから。
もちろんレーベルのファンになる人も多い。私はドイツのENJAが好きでした。

クラシックに戻りましょう。こんなレコード/CDは存在してないと思うんですよ。
企画しても昔のバーチュオーゾ達は首を縦に振らなかったんじゃないかな。
でも今の第一線は思考が柔軟だし。どうでしょう。私と家人は聴いてみたいです。

アバター
2017/01/15 12:59
>ヘルミーナさん

アルゲリッチ、私も大キライなのです。娘はアシュケナージ好きですが、私はこの人もダメ。家族皆バラバラ。
エンヤはホルストウェーバーというプロデューサーのカラーが好みです。山下洋輔も数枚出してます。
音楽の本質とデバイスは無関係という持論なんですが……それとは別に、違いって面白いと思いますです。
アバター
2017/01/15 12:39
わたしも聴いてみたいですねーそういう酔狂な盤があったら。
ジャズでは「バードランドの子守歌」をいろんなコンボでやっている盤があったはず。

あと、Enjaレーベル、わたしはアーチー・シェップ、トミー・フラナガン、あとはセシル・テイラーぐらいしか持ってないですが、いいですね♪

Enjaから出ている晩年のチェット・ベイカーの盤を探しております。

そうそう、わたしはアルゲリッチの演奏はなんだかヒステリックに聞こえてだめでした。



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