Nicotto Town



日本のロック BEST10(00年代編)



911以降の世界が一変したように日本のロックも90年代と様変わり。
単純に言えばセールスで食えないからライブバンドが実力を発揮した。
景気は悪かったけど小さなハコの活気があった時代といえるのでは?

※今回もデビュー年順、順位づけではありません。

1,ナンバーガール 『DESTRUCTION BABY』

グランジ内省派の代表、痛い曲を好む人にはたまらないバンドです。
ジャケットも印象的ですよね、あのイラストの潜在的暴力性は凄い。
00年代は閉塞感への怒りをストレートにぶつけるバンドが多い気がします。

2,BUMP OF CHICKEN 『sailing day』

アニメの主題歌でロックバンドの存在を知ることが増えたのもこの時代。
双方のイメージが一致すると経済的シナジー効果が大いに期待できますし。
トイズファクトリー路線を忠実に継承した人気バンドだと思います。

3,POLYSICS 『XCT』

格好とライブパフォーマンスがパロディでなくリスペクトと知り驚いた。
奇を衒うわけでもなく、コーテーションが立派に世間でも評価される。
確信犯か? いやいや、無邪気のなせる業、これも21世紀的です。

4,ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト』

ハガレン見て知りました。歌が上手いことも世に知れ渡っただろう。
アニメ+ロックだと、『電波女と青春男』EDでやくしまるえつことか、
『ヨスガノソラ』EDでももクロとかも印象的だな。

5,東京事変 『群青日和』

私の一回り下は諸手を挙げて椎名林檎リスペクトなんですが、
戦略的に『演出上の切迫感/狂気』を作ってる彼女に冷めてしまう時もある。
でも彼女は本望でしょう、それが狙いなのだから。賢すぎる女性、苦手だ。

6,チャットモンチー 『世界が終わる夜に』

これは大好きです。21世紀を代表する日本の女性ロックバンドだと思う。
この曲の世界観、絶望を淡々と唄ってるようで、でも哀しくはならない。
女性の「しなやかなしたたかさ」を見事に表現してると感じちゃうんです。

7,相対性理論 『地獄先生』

やくしまるえつこという人のクリエーターとしての立ち位置が面白い。
ボーダーレスってことを意識せず、好き勝手やったら結果的にそうなった、
そんな印象を与えるアーティスト。これも強靭な21世紀の日本女性だ。

8,いきものがかり 『HANABI』

ジュディマリやリンドバーグの延長線上に位置しているけど、
良い意味でアマチュアリズム・手作り感を感じさせるサウンドが絶妙。
そりゃ売れます。今の日本が求めている音楽そのものじゃないかな。

9,Superfly 『Hi five』

突如現れた先祖返り、カルメンマキ命の私も一発でやられた。
オヤジ殺しの異名を与えたいユニットです。70年代ロックの見事なリサイクル。
越智志帆のバックは一度やってみたい。マキ&OZの曲歌わせたい。

10、凛として時雨 『Telecastic fake show』

純粋にいいバンドだと思います。90年代のブランキーに似たイメージ。
この曲のPVを見たのがきっかけで好きになりました。ビジュアルも宜しい。
バンド名をどうやってつけたんだろう。『水中、それは苦しい』と双璧。

……女性の勢いが強いということが分かってもらえますと嬉しいです。
男女共同参画社会の勝利ですな。00年代の音楽を大きく変えた原動力かも。
するとLGBTは20年代の音楽を大きく変えるのかな? 可能性はあると思う。




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