Nicotto Town



日本のロック BEST10 (2010年代)



正直に白状しときます。2010年代の音楽をロクに聴いてません。
そのため今回の10(+1)バンドの選出に関しては全く自信なし。
但し選定基準は自分なりに設けてます。こんな感じ。

A:プロミュージシャンとして、日本ロックの歴史内に系譜を辿ることができる。
B:メディアミックス、You Tube 等を戦略に取り入れ活動している。
C:MMD、ボカロを音楽の一部として当然のように享受できた世代である。

素人と専門家の違いとは歴史認識の有無だというからAは当然の条件。
ネットを使うのも21世紀の常識だからBも外せない。
ボカロ楽曲の影響は若い世代に非常に大なので、Cも重要です。

※またもメジャーデビュー順です。順位付けではありません。
※どのバンドも楽曲の振幅が大きく多彩なので、選曲は私の好みに過ぎません。

1,UNISON SQUARE GARDEN 『天国と地獄』
はっぴいえんどの遺伝子をちゃんと受け継いでるバンドですよね。
若いバンドにもはっぴいえんど好きは大勢いるが、歌詞の世界観が古すぎ。
今の時代に生きる意味、そこをきちんと歌ってるバンドこそが21世紀です。

2,在日ファンク 『ぜいたく』
バンド名を初めて聞き「在日が集まったバンドか、凄え!」とのけぞった。
これは誤解でしたが、そういうバンドが出て日本で活動すべきだとも妄想する。
サウンドは暗黒大陸じゃがたら以降の真っ当なアングラファンクで嬉しい。

3,OKAMOTO'S 『ROCKY』
ラモーンズを真似たバンド名からビートロックだと思ったらとんでもなかった。
オヤジ世代にも受けるこの曲を挙げましたが、このバンドの振れ幅も大きい。
2010年代、昔風の『〇〇サウンド』に拘らないのが当たり前の時代だと強く思う。

4,神聖かまってちゃん 『ロックンロールは鳴り止まないっ』
の子のキャラや言動、嫌いな人には全くもって受け入れられないでしょう。
彼の姿を見ると「自死を乗り越えるための表現」という言葉が頭をよぎる。
アニメ主題歌『Os-宇宙人』の歌詞も素晴らしいので一聴を勧めます。

5,SEKAI NO OWARI 『RPG』
エイベックスの出世頭Gloveを思い出す。世界進出してるところが特に。
驚くのは、世界進出に向いたコンテンツを創造するというよりも、
日本の今の音楽を世界向けに翻訳していくというスタイルのさり気なさ。

6,赤い公園 『絶対零度』
ボーカルは既に抜けたそうですが、彼女の声の魅力は大きいですね。
ZABADAKや遊佐未森、PHEWあたりの系譜に連なったヴォイスを、
エクストリーム系バックに載せたサウンド構築にDAW世代を感じます。

7,BABYMETAL 『Gimme Chocolate!!』
アイドル売るために超絶技巧派が真剣に手伝ったらこうなった。
海外でできなかったことを日本人がサラリと実現したことに驚きます。
秋元康やつんくとは異なるディレクション・プロデュースが勝因だろう。

8,ゲスの極み乙女 『猟奇的なキスを私にして』
バンド名で損をしている、非常に真っ当なバンドであります。
70年代嫌われたニューミュージックの現代版というのを誉め言葉として使いたい。
男女二人ずつというのも現代的なバンドらしさを感じさせる。

9、ヤバいTシャツ屋さん 『泡 Our music』
ボカロやDAW感覚を濃厚に感じさせるバンドです。この曲に驚いた。
ラップ要素まで消化したミクスチャーというのだから、旧世代には衝撃です。
あれだけのアイデアをサラリと一極にまとめてしまうのは才能としか言えない。

10、マカロニえんぴつ 『ヤングアダルト』
メジャーデビューが今年になるというから、一番若い世代となります。
疾走感が好ましい楽曲群だけど、この曲は歌詞の痛さも素晴らしい。
今を生きる10代なら共感しちゃうだろう。ロックってそういう共感でもある。

(番外)GLIM SPANKY 『怒りをくれよ』
Superflyと脳内でカブりまくるし、オールドロック的なので番外にしました。
大御所の高齢ミュージシャンが絶賛してるのもイカンと思うんです。
こういうロックは年寄りが愛をこめ『叩いて』あげなきゃいけないんだけどな。




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