Nicotto Town



PC壊れたがレコードで和む。


朝イチでデスクPCが壊れ呆然。古ノートのアップデートやってたら荷物到着。
アップデートは遅々として進まないので放置し、
プレーヤーとデジタルアンプ繋げて鳴らし……うほほ、コレですよ。

安ケーブルで不安だったが杞憂に終わった。
フォノイコライザ内蔵型は出力が150mVもあるので、
微弱なPhono出力と違い、ハムやノイズが全く気にならない。

YAMAHAの2Wayに敬意を表し、まずクラシックを片っ端から載せる。
デジタル音源より遥かに奥行きがあるように感じるなぁ。
フォルテで飽和したような破綻と濁りもくるけど、そこも好き。

デジタル以降の録音はジャンル問わず、聴きやすくする傾向があると思う。
ポップスの歌もので、ピアニッシモのギターやピアノで始まるのに、
くっきりはっきり聴こえてくるのには、違和感があるんです。

協奏曲なんかも、近年の音源は見事なバランスで聴きやすいですよね。
昔のピアノコンチェルトなんか、ピアノがオケの隙間に埋もれがちなので、
目を閉じ懸命に耳を傾けた。そういう音場も懐かしいのです。

ダイナミクスレンジといいますか、小さい音から大きい音の幅も、
アナログのほうが広い気がしています。
デジタル音源だとボリュームは一度決めたらそれで終了ですが……

レコード聴いてるときは積極的にボリュームいじっちゃう。
メゾピアノの優美な金管を楽しんでると突然フォルテシモの弦が鳴り、
慌ててボリューム絞ったりする。レコード時代は割と普通のことでした。

クラシックを5枚続けて聴いた後は自分のコレクションから。
中本マリという歌手が結構好きなんですが、この人は王道よりも、
フュージョンっぽい大編成のほうがポップで好み。

82年作『Moods of a Lady』からTVのCMに使われた
『Zoot Suit Stomp』というファンキーな一曲をかける。
ご機嫌になり足で拍子までとって振動で針飛び。おお、これも懐かしい。

大定番のエバンス『Waltz for Debby』もかける。
何でしょう……聴いてみてとしか言えない。こっちの音が好きだ。
ラファロのベースがなんでこんなに立体的に響くのか。わかんない。

一日中鳴らし続け、日が落ちるころには部屋中にLPが散乱しました。
デジタルアンプでは音もデジタル寄りだろうと思ってたけど、大間違い。
音源がアナログだというだけで全く別物。驚きでもあり嬉しくもある。

このペースだと夏には針の寿命(400時間ほど)が来そうだけど、
交換針の安い機種(2000円)だからお財布にも優しい。
デスクPCの件はしばらく忘れよう。クラシックの中古盤買い漁ろう。






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