Nicotto Town



自作Phono EQ で大勝利



苦労した。3回作り直し完成が遅れに遅れた。
早く音が聴きたくて、ケースに入れず裸で繋いでみた。
結論。一家に一台! こりゃ満足度高い。実用度も充分だ。

プレーヤー内蔵のフォノイコとの違いは一聴瞭然。
シューマンのピアノ曲で試したけど、自作機のほうがレンジが広い。
煌めきや艶が一段増した。華やかさが加わった。

回路定数が全く違うから当たり前ですけどね。でもウレシイ。
剥き出しのままアースとらなくても数W程度の音量ならノイズも気にならない。
金属ケースに入れアースとれば更に減るはずだ。

元回路は±15V駆動、私のは±9Vの電池駆動なので、
ゲインが稼げず音量低いかなと心配したが、これも許容範囲。
立派に実用になるオーディオ機器作ったのは何年ぶりかしら。

オペアンプは1個20円の4558DDでテストしたけど、
内蔵フォノイコに比べプリミティブというか、ストレートに聴こえる。
石を換えて音色比べするのも楽しみ。

しかし失敗が続いた。1回目は基板のエッチング不足、
2回目は基板パターンの一部を実装部品側と勘違いしてパターン書き間違い、
3回目はいちばんバカ、エッチング前に部品の載る表側を白く塗ろうと考えた。

基板パターンを書くのに使うのは油性マジックです。
銅箔面にパターン書き終えた後、ベーク基板表側の茶色が気になり、
「白く塗ると高級部品が引き立つんじゃねぇか?」と思いついた。

平らに置いた基板に、白のラッカースプレーを吹きかけた。
そしたら……ラッカースプレーの一部が裏面に回り込み、
せっかく書いたパターンが溶け出してしまってトホホ、書き直し。

左右対称の基板パターンも何十枚書き直したことか。目に辛かった。
しかし苦労は報われた。基板用ドリル刃も折らなかったし、
火傷もしなかったし、正負間違えてICやコンデンサ壊すこともなかった。

電子工作人生の醍醐味です。こうなると素敵なケースに収めたい。
デジタルアンプと一緒に収めて電源回路も内蔵しちゃおうかな。
自分のブログにアップし、自作フォノイコ界に一石を投じる予定です。





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