Nicotto Town



スピーカー張り換えで1日潰れる。


オンキョーの小型バスレフ、修理終了。これまた良い音で鳴ってくれた(欲目)。
アンプも同じメーカーだからか、相性が良くゆとりも感じさせる。
しかし……疲れました。こんな大工事になるとは思わなかった。

ネットワークを修理してもダメ。スピーカーユニットの異常と判明し落胆。
幸い似た機種のストックがあり、スピーカーを入れ替えることにしたが……
コーン紙や周囲のエッジという部分、時がたつとボロボロになるんです。

一方はコーン紙もエッジも大丈夫だが音の割れるスピーカー。
もう一方は正常に鳴るがエッジが風化しボロボロ落ちそうなスピーカー。
四半世紀前の安物だが、やるしかない。スピーカーのニコイチだ。

最近は張り替え用のエッジも安く出回ってるんですが、
完全に無事な1本と音質を揃えることを狙うなら、エッジ移植がベター。
そこでボロボロの部分は全て取り除き、壊れてるほうのエッジを慎重に切り取る。

合わせて2時間の作業後にメインイベント、ボンドでの接着作業。
元がゴム系の接着剤だったので似たものを使ったが、困難を極めた。
油断すると関係ない部分にくっついてやり直し。ミスれば全てがオシャカ。

……やり遂げた後に充実感はなく、疲労が全身を支配した。
再組み立ても面倒。この時代の製品は分解修理を前提としていないので、
無理やりバラした後始末や補強も必要。半日以上かかりました。

しかし報われた。アンプには2組のスピーカーを繋げるので、
パイオニアとオンキョーを交互に鳴らして比較するのもスイッチ1つ。
スゴイぞ、オーディオショップの試聴室みたい。

パイオニアの引き締まり気味の低音に対しオンキョーは柔らかめ。
シンバルやブラスが煌めくパイオニア、適度な張りで響くオンキョー。
むむむむ、甲乙つけがたい。どちらも一軍入りだ。

ケーブルや高級パーツに拘らない質ですが、今回はケーブルも購入。
オーディオテクニカの一番安いヤツを10mほど買って、
部屋の短辺のほぼ両端にスピーカーを置いてます。

このくらい空けるとステレオ聴いてるって感じがするんです。
オーケストラもヴァイオリン左側、コントラバスやチェロは右、
木管や金管が中央から右、やや左奥でティンパニー……佳き哉、佳き哉。

音楽を聴くための道具なんだから、音楽を楽しんでこそ本望だろうに、
どうも脱線が甚だしい。でも欲しい物は古い製品ばかりで、
例外なく修理が必要になる。アナログ好きの宿命です。いや、業です。





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