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『ヘン』なジャズ 入口の10枚



ジャズを聴き慣れると、ある種の不協和音や破調が面白くなってくる。
だからといって硬派フリーや欧州即興演奏に飛びつくのは危険。
このあたりから聴いていくと宜しいのでは?と思う盤を10枚挙げてみます。

【1】Lennie Tristano(1955)

幼くして視力を失った鬼才ピアニスト、レニートリスターノの初期の一枚。
『Line UP』という3分半の曲にはみんな驚く。これぞトリスターノの真骨頂。
どうです、ヘンだけど現代のジャズピアノに直接繋がる要素があるでしょ?

【2】Monk's Music(1957)

『ヘン』なジャズの代表、セロニアス・モンクはどれ聴いてもよいけど、
この盤あたりならオーソドックスとの境界線で聴きやすいんじゃないかしら。
名曲『Epistrophy』も入ってるし、メンツも豪華。ね、ヘンで楽しいでしょ。

【3】The Shape of Jazz to Come(1959)

当時のオーネット・コールマンに時代が追いついてしまったため、
今聴くと冒頭の『Lonely Woman』はカッコよく聴こえるのではないか。
不安定な時代にピッタリの『ヘン』さ加減が病みつきになるかも。

【4】A Straight Horn of Steve Lacy(1961)

世界中のフリー系演奏家と共演した流浪のソプラノ、スティーブレイシー。
この盤ではモンク、セシルテイラー、チャーリーパーカーの曲を吹いてます。
彼の姿勢は、クラシックの演奏家に通じるヘン具合ではないかしら。

【5】Domino(1962)

一度に数本のサックスを咥え演奏するローランドカークも幼くして失明。
熱気と迫力は後期のライブで堪能できますが、音色も本当に素晴らしい。
『A Stritch in Time』初めて聴いた時はコルトレーン?と思ったもの。

【6】Black Fire(1964)

新主流派に分類されるけどかなり異端のピアニスト、アンドリューヒル。
テイタムやバドパウエルに加えモンクが好きだったことがよく分かる。
タイトル曲聴けば、伝統の上に自分独自のヘンを加えてることが明白です。

【7】Unity(1965)

オルガンのコルトレーンとも呼ばれたラリーヤングの代表盤。
彼もモンクを取り上げているけど、かなりマトモに演奏してます。
エルヴィンジョーンズのドラムも爽快だが、ヤングは後にトニーに誘われます。

【8】Spring(1966)

ドラムの革命児、トニーウイリアムスが二十歳で出したソロ第二作。
ウエインショーターとサムリヴァース、ハンコックにゲイリーピーコック。
このメンツに自分の曲演らせて、まとめ上げてる。天才としか言えない。

【9】Memphis Underground(1969)

フルート奏者ハービーマンが売れ線狙いで作った初期のフュージョン。
Sam&Daveの『Hold on』をカバー、ギターは上手い方がラリーコリエル、
後半でドシャメシャに弾くのがソニーシャーロック。ヘンの極地。

【10】Live in Tokyo(1973)

ビルエヴァンス初来日の記録で全体にオーソドックスですが、一曲凄いのが。
十二音技法を使ったという『T.T.T.T』というナンバーは伝説的怪演。
現代音楽かと思ってると、ちゃんとエヴァンスのジャズになる。恐ろしや。

このあたりを気に入ると、楽しめるジャズの幅がかなり広がります。
この先にはエリックドルフィーというビッグネームが控えておりますが、
今回はここまで。ヘンっていうのは個性、だから楽しいのでございます。

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