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盗月Blog——島村抱月TextData——


島村抱月・著『近代文藝之研究』のテキスト・データ化ブログ。2014年02月に全文のデータ化終了。只今入力ミス等の校正進行中。

■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の…(19)

■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の界に横たはる一線|五 (3)

(7)交通衝動(Impaise to Communicate)即ち思想感情を交通せんとする本能が藝術の本だといふにある。是れは專ら言語學側と連續して説かれる。
(8)心靈具體本能(Desire to Obtain an Image...

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■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の…(18)

■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の界に横たはる一線|五 (2)

(3)遊戯衝動(Play-Impalse)がやがて藝術本能である。此の説の意は前來の論で略察せられやう。
(4)秩序本能(Instinct for Order)といふものが人間にはあつて是れで我々の發散する力を調整せんとする、是れ...

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■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の…(17)

■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の界に横たはる一線|五 (1)

        五

そこで小乘と見るところの藝術本能(又藝術衝動 Art-impulso)とは如何なるものかといふに、唯其の品が思ふ存分に作りたい、觀たい、是れだけの性に過ぎない。藝術發作の動機である、起源である。而して是れを一...

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■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の…(16)

■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の界に横たはる一線|四 (4)

而して其の作品が作品になつてゐるか居ないかといふ判斷は直觀的である。尺度はたゞ自己あるのみである。其時の自己が滿足すれば其作品は其の作者に取つては作品になつてゐるのである。標準すなはち目的は内在である、潜在である、殆ど本能的に之れ...

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■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の…(15)

■近代文藝之研究|研究|藝術と實生活の界に横たはる一線|四 (3)

藝術研究の結論が是れに達するに當たつて、是非とも潜らなければならないのは内在目的の論である。「藝術の爲の藝術」は要するに此の内在目的研究の途次に相當する思想である。或る者が之れを以て全然藝術論の外道とするとは、共に正鵠を逸した謬論...

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