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盗月Blog——島村抱月TextData——


島村抱月・著『近代文藝之研究』のテキスト・データ化ブログ。2014年02月に全文のデータ化終了。只今入力ミス等の校正進行中。

■近代文藝之研究|表紙題言と奥付

■近代文藝之研究|表紙題言と奥付
[表紙題言]在るがまゝの現實に即して全的存在の意義を髣髴す觀照の世界也味に徹したる人生也此の心境を藝術といふ


[奥付]明治四十二年六月二日印刷明治四十二年六月五日發行(正價金壹圓八拾錢)著 者 島村瀧太郎發行者 荒川信賢    東京小石川區音羽町四丁目十一番地印...

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■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ(4)

■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ (4)
尚ほ踊りに就いてモー一言を加へて見ると、西洋の寄席亦はお伽芝居、滑稽オペラの類に出て來る舞踏は、いふまでもなく、多くは形式美的な程度なもので、抒情的なものは割合に尠い、またあつても其現す所の情たるや極めて快活な、賑やかな、調子の急なものであるが、それでも...

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■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ(3)

■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ (3)
從つて此働きに應ずる生理上の態度が舞臺の上に出でざるを得ない、即ち此生理的動作を美術化して舞臺上の藝に入れる必要がある、そしてオペラは寧ろ此種類の動作から出發して、抒情的となり、形式美的となり、戯曲的となつて來る氣味がある、之に反して能の動作は、逆に戯曲...

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■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ(2)

■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ (2)
次には即ち一擧一動に、或る程度まで悉く意味を持つて居る、言語の役目をする舞踏、それは假りに戯曲的と名付けませう、日本の振事所作事の中にあるのが其例で、前に申した以太利ダンスも即ち此意味を持つて居る。其他今一とつ數へて置くべきは肉體上の自然の要求から來る動...

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■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ(1)

■近代文藝之研究|講話|舞踏とオペラ (1)
    舞踏とオペラ
西洋のダンス(踊)と日本の振事とを比べてみますると、西洋のは只動くばかりで、日本のは其動作に意味が整つて居るといふ事を申す人がありますが、西洋にもダンスで一擧一動に意味を含んで居るのがありはあります、其一擧一動に意味の在るダンスを以...

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