Nicotto Town


盗月Blog——島村抱月TextData——


島村抱月・著『近代文藝之研究』のテキスト・データ化ブログ。2014年02月に全文のデータ化終了。只今入力ミス等の校正進行中。

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(11)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (二)(2) - (三)(1)

[#ここから2字下げ]
『ソルハウグの饗宴』(英譯名 The Feast at Solhaug - 1857)
『オラーフ、リリェクランス』(原名 Olaf Liljekrans - 1857)
[#ここで字下げ終わり]
[#こ...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(10)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (二)(1)

      (二)

イブセンが始めて其の手習作の歴史的傳奇的な方面から清書を試みたといつてよいのは、前の作から三四年を經て、千八百五十七年に成つた一團の戯曲である。而して此の年がまた彼れのベルゲン生活の終りであつた。作は、
[#ここから1字下げ...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(9)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (一)(9)

『イブセン著作解説』の著者ポーイセン氏曰はく、千八百四十八九年の匈牙利の動亂はイブセンの革命的熱心を興奮せしめ、千八百四十六年の波蘭土の反亂はイブセンの熱烈なる同情を惹けり。此等の大事件は深く彼れの心を刺戟して其の振動は容易に止まず、遂に何等かの...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(8)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (一)(8)

ブランデス氏曰はく、イブセンは好んで強く逞しく才能充實せる一男性を中間に立て、之れに一は猛烈にして男らしき性質の婦人、一は柔和可憐にして女らしき性質の婦人の二人を配す。カチリーンを怖ろしきフリアと優しきアウレリアとの間に置けるが如き是れなり。また...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(7)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (一)(7)

ブランデズ氏は『カチリーナ』と後の『ゾルハウグの饗宴』の二篇を呼んでブレンチース、ワークス即ち見習作と言つたが、茲ではむしろ此の語を上に擧げた『セント、ジョンの夜』までの諸作に冠らせやう。言はゞ此等はイブセンが手習の作である。今一度之を列記すると...

>> 続きを読む





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.