■近代文藝之研究|研究|美學と生の興味(4)
- カテゴリ: その他
- 2009/03/19 11:49:51
■近代文藝之研究|研究|美學と生の興味|上 生の哲理|二 (1)
二
此の問題を解決するためには、先づ生きるといふことに更に一つの條件を加へねばならぬ。それは「如何に」といふ形容詞である。如何に生きるかといふことが、先決問題となるのである。之れに對して宗教は神的に生きよと...
島村抱月・著『近代文藝之研究』のテキスト・データ化ブログ。2014年02月に全文のデータ化終了。只今入力ミス等の校正進行中。
■近代文藝之研究|研究|美學と生の興味|上 生の哲理|二 (1)
二
此の問題を解決するためには、先づ生きるといふことに更に一つの條件を加へねばならぬ。それは「如何に」といふ形容詞である。如何に生きるかといふことが、先決問題となるのである。之れに對して宗教は神的に生きよと...
■近代文藝之研究|研究|美學と生の興味|上 生の哲理|一 (3)
而して我等は通例、存在現象の頂點たる意識的生活即ち生といふことに價値を附して、之れを最も貴いものとする。こゝで價値を附するとは望ましいといふ意識の伴ふことである。最も貴い價値とは、最も望ましいものといふ意味に外ならぬ。我等の知る...
■近代文藝之研究|研究|美學と生の興味|上 生の哲理|一 (2)
今假りに宇宙間一切の現象を地から天に架する梯子と見れば、之れを上から順に降つて來ると、唯々存在といふ一語の礎に達する。又之れを下から昇つて行けば、生若しくは意識的生活といふ頂點に達する。元來我等人間は、知らず識らずのあひだに己が...
■近代文藝之研究|研究|美學と生の興味|上 生の哲理|一 (1)
[#ここより肉筆署名]
近代文藝之研究
[#この行、文字下ゾロエ]島村抱月著
[#肉筆署名おわり]
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研 究
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■近代文藝之研究|目次(2)
禁閲覽の文學……………………………………………………四七一
動的美學…………………………………………………………四七六
充實を欲する社會………………………………………………四八四
東西新文藝の對比………………………………………………四...