Nicotto Town


盗月Blog——島村抱月TextData——


島村抱月・著『近代文藝之研究』のテキスト・データ化ブログ。2014年02月に全文のデータ化終了。只今入力ミス等の校正進行中。

■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義(70)

■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義|十一 (1)

        十一

眞といふ最後の目的が手の届く所に來れば、碎けてさま/″\の形になる。作家は手に/\之れを捨ひ取つて作の題材とする。言はゞ是れによつて彼等の注視點を定めんとする。湧き來たる一切の思念の流を之れにはけさせんとす...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義(69)

■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義|十 (3)

然らば、斯やうな第一義の眞は、たゞ深い、高いといふだけで、明かに手に取ることは出來ぬであらうか。是れと第二義の理想、現實などいふものとの干繋は如何。此れに對する答がやがて自然主義の題材論である。たゞ自然の眞といふのみでは物足らぬ、不滿足である。...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義(68)

■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義|十 (2)

此等の上に立つて、第一義の標的となるものは眞に外ならぬ。文藝の目的は眞を寫すにある。吾人が積極的態度で何物をか〓(「リッシンベン」+尚)〓(「リッシンベン」+兄)する、其の〓(「リッシンベン」+尚)〓(「リッシンベン」+兄)の目的は眞といふこと...

>> 続きを読む


■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義(67)

■近代文藝之研究|研究|文藝上の自然主義|十 (1)

        十

既に自然主義に積極的態度を許せば、其の積極的思念の行止りは何であらうかといふ問題が、必ず起こらざるを得ない。即ち自然主義の目的論が生ずる。思ふに自然主義が寫實主義乃至理想主義と違ふ根本は實にこゝに存する。寫實主義は現實を寫...

>> 続きを読む


「いま読みたい本」⇒『評伝 島村抱月』

『評伝 島村抱月 ーー鉄山と芸術座ーー』(岩町 功・著/石見文化研究所・刊)、これしかありません。
まだ、大急ぎで斜め読みしただけなので、早くきちんと精読したいです。

http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Ehanadada/tougetsu/book/iwamachi_boo...

>> 続きを読む





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.