Nicotto Town



フリーのドラムス考

『電子たくあん』というユニットの存在を知り、動画を閲覧しました。
ノイズユニット+少女ドラマー+映像という組み合わせ。
中でもドラムスの杏さんのプレイが絶賛されているらしいです。

『電子たくあん』の場合は非常にロック的出自の演奏に想えます。
ジャズやヨーロッパフリー的な匂いをほとんど感じない現代的なプレイ。
高齢者には誠に新鮮に感じられました。

フリー系のドラムスを結構聴くのですが、
ミルフォードグレイブスや風巻みたいなタイプもあれば、
富樫、豊住みたいな行き方もある。
ロック的な出自のインプロヴァイザーも増えており、
吉田達也や芳垣の活躍以降、かなり共通言語化している気がします。

『電子たくあん』の演奏を見て漠然と思ったのは、
サニーマレイ、ラシッドアリ、ハンベニンクといったイノヴェーターではなく、
イアン・ペイスやボンゾ、ニールパート等のソロパートに近いということ。
楽曲を構成するためのフリースタイル……といったら語弊があるかな?
カオスというより「爽快さ」のある演奏に感じるのです。
昔の森山や、のなか悟空と似てるようで決定的に異なってる気がする。

杏さんが完全無伴奏ソロで世界を構築した場合、どんなサウンドを出すのかしら。
非常に興味があります。生で見てみたいなー……。

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2014/05/04 14:56
>rihitoさん

こんにちは。コメントありがとうございます。
ドラマーって、世界に対する鋭敏な知性をすごく備えてる気がします。
とはいうものの、キース・ムーン等の衝動型ロックドラムも大好きです。

ドルフィーのお話に触発され、昨夜は『G.W』を聴きました。ゴールデンウイークなので……。
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2014/05/04 13:48
ぼくの知らないミュージシャンの名前もありますが、ミルフォードはライブで2回、富樫さんは1回、吉田達也(中村達也かな、だと1回)ライブで聞くことができました。ミルフォードの演奏はすさまじすぎます。サニー・マレイもすごいです。でもまあ、ヨーロッパフリーはすさまじいけれど、どうかな。



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