Nicotto Town



十代の狂騒曲

表題は70年代にブームを巻き起こしたイギリスの実力派バンド、スウィートの
『Teenage rampage』 当時の邦題だったはず。
国内でシングルが出たか分からぬが、渋谷陽一はこう紹介して流してました。

スウィートはティニーホッパー(若者がピョンピョン飛び跳ねて騒ぐ)グループの代表。
T-REX~ベイシティ・ローラーズのラインですが、演奏力と楽曲に定評アリ。
ガツンとくる正統派ブリティッシュ、分厚いコーラスはクイーン的。
カッコいい曲が山とあるので聴いて損なし、まずはベスト盤をオススメします。

さて本題。先日Pコインの当たるアンケートで、
「戻れるならいつに戻りたいか」というのがありました。
このテーマ、爺世代をノスタルジーに誘う、まことに佳きお題です。

私は中学を選んだけど、高校を挙げる方が大半だったようですね。
共学で男女仲の良いクラスばかりだったから、シミジミいたしました。
数日間、つい遠い目になることが多く、家族・同僚から気持ち悪がられた。

いい歳してアニメやラノベに手を出してる原因の一端はコレです。
十代の追体験、というのでしょうか。様々なコトを芋蔓式に思い出す。
級友に似たキャラクター、体育祭や学園祭等のシチュエーション……イイ。

登場人物にはみんな幸せになってほしいものです。
「二次創作」というジャンルが盛んなのも、そうした想いを抱く若者が多いからでしょう。
近年気に入りハマった作品をいくつか挙げておきます。

『とらドラ!』 (ラノベ/アニメ 竹宮ゆゆこ原作)
昔懐かし『めぞん一刻』と合わせてラブコメの名作に挙げられてるそうです。
原作小説は女性作家らしい素晴らしい心理描写。アニメも見たがこれも傑作。
この作者のデビュー作『わたしたちの田村くん』もマコトにいい感じ。
蛇足だが、現代の親子関係というものを考えざるを得ない作品でもあります。

『夏色キセキ』 (アニメ)
これにはヤラレタ。少女4人を主人公としたアニメは多々あるが、一番スキ。
14歳の仲良し4人組、一人が夏の終わりに突然転校することに。
様々な想いが交錯するうちに、神社の石が数々の奇跡を起こす。
通過儀礼としての青春を舞台にした見事なファンタジー。

『花咲くいろは』 (アニメ)
祖母の営む老舗旅館に預けられ仲居のバイトをする羽目になった孫娘。
厳格な祖母、奔放な母、将来や恋で悩む娘の三世代が縦軸、
板前を目指す不器用少女や対人恐怖気味のバイト少女との友情が横軸。
劇場版で描かれる三世代の関係性は涙がでちゃうくらいヨロシイ。

『スクールランブル』 (コミック/アニメ 小林尽原作)
学園ギャグ漫画と思ってたら終盤怒涛の展開、ラノベ的王道悲恋物に。
この作品の狂騒感、体育祭や文化祭のシーンで昔を思い出させてくれる。
クラス対抗リレーは一人抜いて二位に上がり、アンカーのHがトップ取ったなー、
転んで怪我したOちゃんを保健室に運んだなー、
喫茶店は女の子の頑張りで15万以上儲けたなー……。爺の回想止まらず。

夏のせいか、妙に学生時代を思い出す。そんなよすがになる作品群です。
お若い方々、ぜひ夏にバカ騒ぎしてください。勉強より必要なことでっせ、きっと。

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2014/07/21 21:06
「エッグ・スタンド」そうでした。思い出させてくれてありがとう。

和田慎二先生は「銀色の髪の亜里沙」とか「愛と死の砂時計」とか「神 恭一郎」が絡んでいる
ような作品が好きでした。
あの頃は美内すずえ先生も別マで描いていて「はるかなる風と光」とか「魔女メディア」とか
エンターテーメントたっぷりの作品がいろいろあって楽しかった♪
あと、山岸涼子先生、水樹和佳子先生、吉田秋生先生なんかも好きですね♪
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2014/07/21 19:35
>道草小石さん

踊り子のお話は『エッグ・スタンド』だと思われます。手元に無いですが、文庫版で読んだ記憶が。
和田慎二のドライな絵は懐かしいですね。『超少女明日香』『ピグマリオ』が好みでした。

白泉社系は好きな作家さんが大勢。
川原泉、遠藤淑子、桑田乃梨子、明智抄、摩耶峰央、谷地恵美子、立野真琴、めるへんめーかー、猫十字社、
柴田昌宏、河惣益巳、日渡早紀、高口里純、山口美由紀……思い出しきれない。
デビュー前後から未だにフォローしてる作家さんも複数。
少々時代が下がると出版社問わず、森脇真末味、田淵由美子、谷川史子、川原由美子あたりをよく読みました。
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2014/07/21 18:05
萩尾望都先生。私もポーとトーマはあんまりはまりませんでした。
「11人いる!」「銀の三角」「モザイク ラセン」などが好きでした。
「スターレッド」も!

あと、好きな作品なのに題名が思い出せないのが・・・
ユダヤ娘であることを隠して、ムーランルージュで働く踊り子と
アングラ活動家?の青年の恋のお話。
恋という甘いものではないかな。
「なにもかも ギリギリのところにある 生も 死も」です。
淡々としていてあっけない最後。でも、凄く現実に近い感じがして
心に刺さってます。

私は「なかよし」「別マ」「花とゆめ」(初期)など読んでました。
当時、和田慎二先生の前後編の物語にワクワクしたものです。





 
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2014/07/21 08:46
>道草小石さん

4択正解率は私の場合3割前後です。
回答したあとネットを調べることもしばしば。
若い世代についていくための訓練の側面もありますね。

今回の作品は21世紀に絞ってみました。かなりオタク的かもしれませぬ。
そうそう、コメント頂いていた萩尾望都、
私のベストは『ウは宇宙船のウ』あたりのSF短編、次いで『11人いる!』『スター・レッド』ですね。
ポーとトーマにはあまりハマりませんでした。
同時期の作家ですと、里中満智子をかなり読んだ記憶があります。
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2014/07/20 19:26
挙げられた作品の数々、まったくもってわかりません。 ユースケさん、お若い!

4拓クイズ なかなか当たりません、私・・・
解答者が若い方が多いのでしょうか? 世代の差みたいなのを感じます。
今日?昨日?の問題。「別れたら処分したいもの・・・」
結果をみて、ものいいつけたくなりました・・・(笑



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