Nicotto Town



冬と寸胴と豚バラ肉



部屋とワイシャツと私という曲はありますが、
冬と寸胴鍋と豚バラ肉という曲は無いのが残念です。
この三者の相性というのは格別であると思うのですが。

冷凍の輸入豚バラ肉が安く売られていると、買わねばならぬという使命感が。
1kg超える塊が800円もしないんだから、冷凍庫が満杯であろうとも、
つい一つ保護してやりたくなるわけです。これは仕方がないのです。冬だから。

時間はかかるけど一番ラクチンなのがポトフですね。
豚バラ塊に塩胡椒して切り分け、ジャガタマニンジンも皮剝くだけ。
寸胴鍋に放り込み市販のコンソメ数個、水ドバドバ、あとは煮るだけ。

遥か昔にこの料理を覚えたのは懐かしのファッション情報誌『POPEYE』からです。
挑戦料理は男の料理という特集で、アイリッシュシチューと紹介されてました。
鶏肉を使い、最後にホワイトソースを投入するレシピだったのを勝手にアレンジ。

半日煮て一晩置くと、翌朝スープ表面が脂で真っ白。これも冬っぽいのです。
安いバラは脂に癖のあるものが多いので、これを全部掬い取ってから再び煮込む。
おジャガなんか姿が無くなってるときもあるけど、そのトロみも冬っぽい。

煮豚は一度下茹でしてから出汁で煮るのが王道なんでしょうけど面倒なので、
長ネギの青いトコと生姜と豚バラ塊を一時間ほど煮た後、これも一晩放置。
翌朝に脂を取り除き、市販の液体出汁や酒醤油味醂砂糖を目分量で投入。

トロ火で一時間、冷めるのを待ちまた一時間煮込むのを繰り返せば、
だいたい一日で出来上がりますかね。これを冷ましてから切り分ける。
冷やしたのを和辛子で食べてもよし、メシに載せ温めてもよろしい。

安いワインもたくさん出回ってるので、牛肉のワイン煮もやりたいのですが、
過去に上手くいった例がないのです。安い肉だとどうしても筋や臭みが気になる。
国産牛のスジ肉なら文句なしに旨いんですが、お値段がねー。

豚バラ大根も作りますが、あれは豚コマ肉のほうが美味い気がします。
キャベツの葉で豚バラくるんで煮込むインチキロールキャベツもやります。
この場合は玉葱とベーコンも入れる。

対流型の石油ストーブを使ってた冬、だいたい上には鍋が載ってました。
おでん、里芋と烏賊、薩摩揚と根菜……鍋の水蒸気は加湿器代わりでもあった。
ファンヒーター止めて、久しぶりにストーブ使おうかな。相談中です。




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