Nicotto Town



ソ連JAZZってやっぱプログレだ


元ジャズ批評編集長の岡島豊樹が旧ソ連ジャズのマニア本を出し、
大友良英のラジオにゲスト出演して旧ソ連ジャズの小特集。
チザク、クリョーヒン、ガネリン等が活躍した70年代以降は私も少しは聴いてる。

ソ連時代の(反体制)文学、映画、音楽はだいたい好みに合います。
自由とは何かという命題を考えるとき、旧ソ連の体制と芸術は重要な示唆を……
おっと本題はそんなことじゃない。知らないアーティストの音に驚いた話です。

アゼルバイジャン出身のVagif Mustafa Zadehというピアニスト(Wikiに記載有)。
彼のグループが1978年に録音したアルバムから一曲かかったんですが、
これがもう、イタリアの至宝AREAの先鋭的サウンドと瓜二つなんですよ。

基本15/8と14/8のバルカンお馴染み複合リズムに載り、
女性ボーカルが民族色濃厚なメロを歌い、バンドはもろプログレ。
知らずに聴いたらデメトリオストラトス没後のAREAのアウトテイクだと思うはず。

AREAというバンドの凄さは民族なるもの(エスニックというべきか)が
現代と未来に如何に関わり変容を遂げていくのか/いくべきか、
その類例を余りにも早く提示し『尽くし』てしまったところだと思うんです。

イタリアの音楽大学を出たエジプト生まれのギリシャ人という、
デメトリオストラトスの出自が大きいとは思いますけど、
他のメンバーも妥協のない「知的で/熱い」演奏を延々と繰り広げるのが圧巻。

この立ち位置、奇しくも旧ソ連時代の文化人と酷似しているように見える。
AREAとヘンリーカウの違いというのも重要だよな。AREAを極北とすれば、
フレッド・フリスは間違いなくポスト『プログレ』の音楽家でしょうから。

話を戻しヴァギフ・ムスタファ・ザデ(と読むらしい)のアルバム、
探せば見つかるようです。うーん、1978年録音のメロディヤ盤が欲しい。
『アゼルバイジャン民謡を基にしたファンタジー【黒い瞳】』って曲、イイっす。





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