Nicotto Town



蛮勇の自作フォノイコライザ


数時間ニラメッコで眼が疲れたが、なんとか基板パターンが完成。
購入したプレーヤーの内蔵フォノイコライザを使わず、
カートリッジの素の音も聴いてみたいと思ったのが事の始まりです。

フォノイコライザは魔界でして、魑魅魍魎が跋扈してます。
2回路入りのオペアンプ1個だけの回路を探し回りました。
やっとの思いで、大好きな4558を1個だけで組んだ回路を見つけた。

製作者は回路図と完成品の部品配置を公開してくれてましたが、他は不明。
プリント基板のPCBデータあったら超ラクなのに……しかたない。
電子部品は全て手持ちで間に合う。RCA端子がないだけだ。

回路図眺め、部品実装時の配置を決め、配線を考える。
わずか数mVの電圧を増幅する回路だからノイズには弱い。
アースをどこにもってくるか、部品の配置は可能な限りシンメトリで……

数時間で10枚以上、ようやく納得のいくパターンが書けた。
ふだん作る機材は遥かに大きい電圧なので適当に作っても実用できるが、
フォノイコライザとなると、やはりそれなりに敬意を払わねばなりません。

完成品の安いのなら2000円少々で買えます。
でも1.27mmピッチの基板にチップ部品を多用してるので、
改造もやりにくいし、オペアンプ交換するのも苦労するのです。

自作フォノイコライザのキットも豊富にあります。
でも高級すぎる。部品も高級だし、回路も高級なので、
部品点数が遥かに多い。もちろん高品位の音なんでしょうけど。

そういうのはイラナイの。遊びたいだけなんだから。
手持ちのオペアンプ差し替えて違いを楽しみたいだけなんです。
ピュアオーディオ派は絶対こんなことやりません。

9V電池2個で駆動する予定なので、アースをしっかりとって
金属ケースに入れればノイズ問題はクリアできそうな予感がしてます。
左右のイコライジング特性が大きく違わないことを祈るのみ。

抵抗12本、電解10本、フィルムコン4個にオペアンプだけだから、
原材料費は500円強。もちろん精度の高い部品にすれば、
5000円を軽く超えますが、そういうのはマニアにお任せします。

生基板は山とある。塩化第二鉄水溶液も十分。
基板用ドリルも15Wのハンダゴテも現役バリバリ。
来週末は大好きな有鉛ハンダの匂いを肺いっぱい吸い込もう。




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