Nicotto Town



書店の作る ブックガイド


どこの本屋さんも様々な工夫をしてますね。先日見て面白いと思ったのは、文庫本を袋に入れちゃって、印象的な一行だけを表に印刷する、という売り方。
その一行にピピッときたら買ってちょうだいねという方法には、賛否両論あるでしょうが、これはこれでアリなのかも。川端の『片腕』の一節を見つけたときはちょっと嬉し...

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あやしうこそ ものぐるほしけれ


硯にむかひて……ダメだ、キリのいいとこまで止まらない。ヘボ創作熱が高じてしまい、夜半までPCに向かうことが増加した。物語を創る、ってムズカシイものです。力不足は重々承知である。
まず、被造物を絶対不幸にしたくないという欲がムクムク頭をもたげる。数語喋らせた脇役の背景を考...

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古の物書き志望のささやかな苦悩


年間八万点以上が刊行される時代、一冊の書が持つ意味って薄れてますよね。自分で紡いだ物語を世に晒したいなら、投稿サイトだってあるわけです。実は悩んでいる。見切り発車するか、熟慮して組み直すか。
音楽や歌詞とは別に「物語」りたいという欲求があるのです。作品志向かな。私だって(一応)文学部出身である。人...

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好きな5人(レンズマンシリーズの悪役)


EEスミスのレンズマンシリーズ、悪役に魅力的な連中がいるんです。昨今の政治問題眺めてると、みな自分が正しいというスタンスですけど、俺は悪党だ文句あるかコノヤロー、というのが立派な悪役の最低基準です。
1、ヘルマス(銀河パトロール隊~グレーレンズマン冒頭)
最高です。アメリカ的自由主義に敢然と立ち向...

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またも一冊の古本で楽しむ。


百円均一コーナーで岩波の『あかい花』というロシアの短編集を見つけました。「現実と良心の相克に力尽き狂死…」という惹句に食いつき購入決定。19世紀後半に露土戦争に従軍したガルシンという作家、知らなかった。
狂気と正気の描写がよい。ワイルドや、レム『枯草熱』終盤を思い出します。解説による...

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