怪険論
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- 2013/05/18 17:24:07
改憲議論で、賛成派と反対派が
9条をどうする、で論戦する企画が
あちこちで行われてますが。
96条改正の方が重大だって論点に
なぜなってないんだろ。
私はね。
時代によって憲法は変わっていいと思うのよ。
護憲派の人だって、1000年後も憲法が
今のままだと思うか、っつったら、
変わるだろうと言うと思うし。
だけど、憲法って重いもんでしょ?
その場の勢いで簡単に変えてはいけないもんでしょ?
国民が懸命に議論して
「これで行くべき」って基本の部分が憲法なんでしょ?
時の権力者にも守らせるべき
国民の最後の砦が憲法なんでしょ?
9条変えるってのが国民の大部分が支持することなら、それでいい。
現行憲法がアメリカからの押し付けだから
作りなおすべきだ、ってのが
国民の大部分が支持することなら、それでいい。
でも、たかが議員の半分の賛成で発議され
国民投票の過半数で憲法が改正されるなんて
そんな軽くていいワケないだろう。
正直、現行の
「各議院2/3以上の賛成で発議」→「国民投票の過半数で承認」
って規定だって、
「国政選挙の投票率がほぼ100%」
って前提だったら納得できるレベルだよ。
今の投票率なら
「各議院2/3以上の賛成で発議」→「有権者総数の過半数で承認」
でもいいくらいだよ。
これじゃ、政権(連立でも)獲ったら、
いつでも憲法変えられるってことですからね?
これに比べたら、9条改正なんて
どうでもいいような小さいことじゃん。
立憲国家の、国民主権の意義を否定するようなもんだよ。
なんで、反対派は9条に結びつけようとするんだろ。
96条改正の重大性から
目をそらすのに協力してるも同然じゃん。
国際的緊張がどーの
集団的自衛権がどーの
という前に。
変えるには国民の確固たる意思が必用なのが
憲法なのだよ、ということを主張していただきたい。
まず、多様な意見が反映されるような、選挙制度も必要ですな