ムラ社会
- カテゴリ：ニュース
- 2013/09/15 14:51:52
桜宮高校の暴行傷害教師問題（体“罰”じゃないからね？）
の指導者と同じ出身大学で一学年上、という人と
話をする機会がありました。
彼らの仲間内でも当然この話題は広がっていて
大部分の意見は
「小村は運が悪かった」
だそうです。
それに疑問を呈する意見もあったそうですが、それは
「我慢できないようなヤツをキャプテンにしちゃだめ」
だったそうな。
自分たちの頃もこんなの当たり前だし
どこでも、やっている、と。
これが、思考をしない日本のスポーツ界の実情なんでしょう。
もちろん、こんなスポーツマンばかりではありません。
野球で言えば、野茂・イチロー・桑田なんかは
根性だけでやる指導を真っ向から批判してますね。
サッカーの井原、柔道の山口香さんなんかも
ちゃんとした理論を説明できない指導者への
危機感を口にしています。
日本のスポーツ界の異常さ、
そして、その指導者を輩出している日体大をはじめとする体育大学、
これらの変革がないと
同じことは繰り返されるのでしょう。
それも、内部からの変革は難しい。
外部からの批判をしっかりしていかないと
いつまでも同じことが繰り返されます。
でも、実はこういうのって、特別なことではなくて。
閉じた世界での異常さに
中の人間が気付かないってのは
どこにでもあることです。
私、某銀行に勤めていましたが、
不良債権隠しをやっておりました。
もちろん、マズいことなんですが、
内部にいる人間の理論はこうです。
「不良債権の事実が明るみに出れば、銀行は潰れる。
銀行が潰れれば、地域経済に大打撃となり
倒産する企業が続出し、大変なことになる。
だから、地域を守るため、不良債権を隠さねばならない。」
この感覚も異常なんですが、
内部の人間は基本、善意と使命感でやってます。
自分が汚れ役になっても、地域の人を守るために、と。
ま、実際、銀行が破綻しても、
既得権益者以外、どーということもなかったんですが。
おそらく、今の東電関係者の感覚も
同じようなんじゃないかと思うんですねー。
東電がダメになったら、
日本経済がダメになる。
だから、マズイ情報は出さないように
しなければならない、と。
おかしな話ですが、中の人間は真剣だと思うのです。
自分の属している社会の感覚が、おかしくないか。
それは常に意識しなければいけないこと。
戦時中、勝ち戦に大喜びしている歴史上の光景に
我々はとても違和感を感じます。
だけど、自分がその中にいたとき、
その異常さに気付くかどうか。
それは自分の判断が正しいのか？
自問自答を繰り返していかないと、
埋もれてしまう感覚ではないかと思うのです。
大阪や東京は民衆がバカにされてるのに気付かんのかな～
とか思いますが。
また日体大出身教諭の暴力が露見しました。-_-;
考える前に、「そうだ！そうだ！」と水の如き流れ。
選挙の時に大阪で流された橋下氏と芸人たちとのやりとりがまさにこれでした。
個人による中間思考が寸断されて、○○だから→○○するという誰かが作った直結的結論と判断に人は簡単に流れてしまうのです。
普段から、個人が吟味して考える習慣を作っていて欲しいと思います。
似たようなのはありますね。
私も覚えがあります。暴力ではないけどね。
そう、自分が。
声を上げねばならない、選挙に行かねばならない。
コメントありがとうございます。
思考を捨ててはいけないということで。
身体の具合が悪くなると、怒られたそうです…
プライベートなんてないから、隠しようがないけど必死で隠したそう。
なぜ怒られるのか…自己管理がなってないからだ、というのです。
いくら、自立を支援すると言っても子どもに対して…
なんて酷いことだと言ったら、それが当たり前だったから
今でも、多分ホントに死ぬくらいまでいかないと、人に頼ろうとは思わない。
そう言いました…そういう考えにさせられてしまったことが悲しく、
酷いことだと、怒りすら覚えました。
『誰かが』ではなく
『自分が』ですね
人のせいにしてはいけない
その中にいると多分私もかな～
お気に入りから来ましたドモドモ