国内初
- カテゴリ:日記
- 2013/10/03 22:05:48
知人が脱サラして、スポーツバーを始めることになった。
そうなると、経営談義に花が咲く。
「今はスポーツバーも増えたから競争が激しいんじゃないか。」
「『国内初』くらいのことやらんと。」
「ターゲットも絞ろう。今のご時勢、可処分所得が多いのは団塊世代。
次に30前後の独身男子。そしてそれを誘う女性客。」
こんな話を踏まえて、アイディアを出す。
(もちろんマジメにはやらない)
☆20代を中心とした男性が、半裸になって力いっぱい躍動する姿を
見ながら酒を飲むスポーツバー。
。。。。。。相撲バー。
「はっはっは。さすがにそれは、国内初だろーw」
「好きな人もいるだろしなー。」
その時、PCをいじっていたヤツの手が止まる。
「。。。。。愛知にある。。。。。」
あるんかい!
商売は恐ろしい。もう既に実行していた人がいるとは!
(普通、思いついても開店するにはハードル高いと思うが)
新しいネタアイディアを考えねば。
もっとマイナーな競技でなくてはならないだろう。
☆ティーバックラインを狙い、『もっとハードに!』『ハリー!ハリー!』と
絶叫する女性を見ながら酒を飲むスポーツバー。
。。。。。。カーリングバー。
「さすがにこれは、無いだろう。」
「競技人口少ないしな。」
そして、PCを覗く。
。。。。。北海道にあった。
恐るべし。
国内初の壁は厚い。
カーリングでさえ、無理か。
考え抜いて、次の競技。
もっと競技人口が少なくてマイナーそうなもの。
☆素人の男女が入り乱れ、何度も横になりながらも、必死に太くて長い棒を使って
相手のマウスに入れようとするところを見ながら酒を飲むバー。
。。。。。長靴アイスホッケーバー。
ダララララララ♪
脳内に響くドラムロール。
PCを覗き込む。
・・・・・・ない!
ついに国内初の企画ができた!
そして、知人の開店する店は「長靴アイスホッケーバー」に決定。(嘘)
すげぇ面白いです。
スケートできる人ほど、最初は止まれないのだ。
見てもやっても、笑えます。
「初めて」は難しいねぇ。
男女入り乱れるのは、楽しくもあり怖くもあり…