言霊
- カテゴリ:日記
- 2013/10/05 17:27:19
昔読んだ本というのは
読んだことは覚えていても
内容が頭に入っていないことがある。
ただ、印象的だった言葉だけが
頭から離れないでいる、ということがある。
小学生の頃は推理小説が好きで、
ホームズはほとんど読んでいた。
でも、ストーリーやトリックまで覚えてるのは
「緋色の研究」とか「踊る人形」みたいな
ホームズ物でも名作と呼ばれるヤツくらいなのね。
その中で、登場人物だけを覚えているのがある。
その者の名は。
ネイサン=ガリデブ
姉さん?
ガリデブ?
痩せてんの、太ってんの?
確か、珍名さんが集まって遺産がどーの
って話までは記憶にあるんだけど、
どうなったかは覚えとらん。
言葉だけ残る、音だけ残る。
記憶に残る不思議な響き。
「言霊」という考え方が発生したのは
こういうところじゃないだろか。
他にも
トルコマンチャーイ条約 とか
クラシノヤルスク とか
ポポロマーマ とか
テュフズードオータマ とか
ランゲルハンス島 とか
記憶にあるけど、なんだったっけ?
とパッと出てこないものは多い。
意味も分からず、脳というより
体に染み付いたような、おかしな言葉。
あなたの体に染み付いた言葉は何ですか?
ああ、娘が歌ってた
「みどり~のそよか~ぜ、みどりのう~さぎ~」
というのも忘れられん。
ランドセルくれるかも。
長男が保育園の頃 初めて言ったダジャレ
「秋に食べる空き缶・・・」
ラピュタの
「見ろ、人がゴミのようだ」