何でも人のせい、世の中のせい
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- 2013/10/14 22:44:13
奨学金制度が問題になってるそうです。
今や、3人に1人が返済できない状態に陥ってるとか。
奨学金制度が金融事業化してると
制度を叩いている人もいます。
私の家は貧しかったので(笑)
代々(?)奨学金を利用してきました。
私も奨学金利用者です。
育英会1種と大学の授業料免除を貰ってました。
で、当時から不思議だったことを書きますね。
1.誰のための奨学金なのか。
「学びたくとも学べないのは惜しい」人のためのものですね。
当然、家庭環境と一定の学力が要求されます。
私の時には、世帯年収520万以下、成績はA4割以上が条件でした。
この程度は当然とも言える条件だと思います。
2.何のための奨学金なのか。
国の教育制度なんですから、将来、国の教育に役にたつ人を育てるのが
一番重要なワケです。なので、教師や研究者になると返済免除されます。
ウチの一族も教師がとても多いです。
一般社会人になるなら、次の世代のために返済するのは当然と言えます。
さらに、在学中に優れた実績を残せば、それだけで返済は免除されます。
毎年何千人もが対象になっています。
3.返せないほどの金額なのか
私の例ですが、1種国立で年間10万円でした。正直、バイトでも溜められる額です。
4.当時から疑問だったこと。
確か2種は世帯年収780万以下でした。で、1種は年間給付額35万でした。
520万+35万=555万。 税金考えても、600万あれば、1種を受ける人並の条件は
奨学金受けなくても可能だということです。
なのに、なんで奨学金受けるのでしょう?
もらえるもんはもらっとけ、の考えがあるようにしか思えなかったのです。
お金がないなら、金がかからない学校を選べばいいだけです。
バイトで稼げばいいだけです。
私の例で言えば、大学4年間で親に貰った額は年30万でした。
それでも、バイトしながら、酒飲みながら、
卒論に必要なワープロも買え、
十分な大学生活ができました。
育英会の対象者は
「優れた学生等であって経済的理由により修学に困難があるものと認められたもの」
という規定があるのです。
「ちょっとラクになるから借りようか」
で借りるものではないのです。
返せない人が皆そうであるとは言いませんが。
「優れた学生」だったはずなのに、景気を理由にできるんでしょうか?
「優れた実績」は残せなかったんでしょうか?
「教師になる」選択肢を考慮したんでしょうか?
何より、学生のとき、本気で勉強していたんでしょうか?
私はとある理由があって、研究者の道を諦めた人間なので。
返せないことが育英会制度のせいにされるのをみると
とても腹立たしく思うのです。
コメントありがとうございます。
参考に出てくるのが、専門学校生で、しかもその職業に就いてない、とか
そういうのばかりなんですよね。
なんのために奨学金を借りたのか不思議になってしまいます。
そして、それを推奨する学校にも多大な問題があるかと。
完済してからは、育英会の方に毎月寄付する側になりました。
「役立てば……」と思う側からすると、返す気がない人は論外としても、
現在の奨学金制度は、学生ローンと全く変わらないそうですし、
30年前とは違い、その制度自体にも問題があるのでしょう。
エレウシスさんがどの世代の方かはわかりませんが、
世代が違えば、全く事情が異なってしまうということもあると思います。
勿論、過度に甘やかす必要はないのですが、
今の若い世代の真面目な人達はそれなりに大変そうで、何かと可哀相に思います。
そういえば、病気になって奨学金が払えなくて云々~というニュースもありましたね。
現代では、親兄弟という家族との結びつきが希薄になったことも、
払えなくて問題になるという要因の一つのような気がします。なんとも寂しいことですね。
なりたいものがあって、不足するから奨学金を借りるはずなんですがね。。
大学が学生増やすために、どんどん借りさせた、というのもあったようですね。
大学はやりたいことがあって行くのですよね。
「資格主義」はここから来てる気がします。
士業でも医者でも、こちらより実務知識のない
ろくでもないのが大勢いますからね。
今日の伊豆大島の件でも、「なぜ、緊急避難勧告が出なかったのか」
という話が出てましたが、そんなのに頼らず、自分で考えろ、と言いたい。
他人任せが蔓延すると、戦争やろうって話になっても
他人任せで決めるようになるんですが。歴史上。
借りたものをちゃんと返せないなんて 消費者金融にたかる人達と変わりない気がします。
将来何になりたいのか?
そういう個人の中での根本的な意識の欠如が根底にあるような気がします。
私は高校卒業後に自立して自分でお金をためて20代半ばに大学にはいりました。
学生期間中も働きながら、夜や昼にも勉強してました。
周囲の人たちは「なんでそこまでして大学にいきたいのか?」とても不思議そうにしてました。
本当に学びたい人にとってはそこまでの労力や負担はやろうと思えばできてしまうというのが個人の感想です。大学の教授もよく「社会にでてそれでもまだこうやってくる学生は高校卒業して入ってくる学生と気力や勤勉さが全然違う。できればこういう人たちを教えていきたいもだ」とよく言っていました。
せっかくいいシステムがあるのだから、本当に勉強したい学生のために役立ててほしいですね。
返すのが当たり前でしょ~
昨夜・・TVを観てて、食器洗い乾燥機に体を載せた写真をTwitterに~
それで店は閉店したのに~学生は自分の身ばかりを心配してました><
人の身になって考える事が出来ないのでしょうか? 残念!な世の中です。