Nicotto Town


エレウシス


走れよメロス

一般財団法人理数教育研究所で実施した
「算数・数学の自由研究」が面白いと評判だ。

特に中学校の部の最優秀賞
「メロスの全力を検証」

小説の記述を分析し、メロスがどのくらい
頑張ったのかを数学的に検証した。


1.距離
  「10里」とあるので、約39km()

2.往路
  発:「初夏、満天の星」から0時と推定。
  着:「
村人たちは野に出て仕事を始めていた」ことから午前10時頃。
  よって、平均時速3.9km。

       ・・・・・・・つまり徒歩。

3.復路
  発:「薄明の頃」イタリア南端、北緯38度の夏至の日の出は午前4時頃。
    「悠々と身支度を始めた」ため4時半頃出立。
  着:「日の入り」同上から午後7時。

  「全里程の半ばに達した頃」で20Km到達時
  「太陽も既に真昼時」
  20kmを7.5時間。 平均時速2.7km。

  川を渡りきったとき、「日は傾き始め」たことから13時後半開始。
  2kmほど走り「山賊に襲われ」30分タイムロス。
  2kmほど下りきって「精も根も尽き果て倒れ」1時間タイムロス。
  残り16kmを3時間。 平均時速5.3km


・・・・素晴らしい。


こういうの大好きだ!


見事な証明問題。

最後のまとめも良い。

「メロスは全く全力で走ってないことが分かった」
「『走れメロス』というタイトルは、『走れよメロス』のほうが合っているなと思いました」

そして、これを最優秀に選んだ審査員、GJ。


手書きの応募作はこちら
http://www.rimse.or.jp/project/research/pdf/work03.pdf

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2014/02/15 22:44
☆オリーブ さん
 この当時にも校閲というシステムがあったら
 気が付いていたかも知れません。
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2014/02/15 22:43
☆そら
 家族揃って、論文読んで感心してます。
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2014/02/15 22:42
☆みゆ さん
 疑問を持って、筋道だって思考を重ねる。
 研究者として正しい資質です。
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2014/02/07 15:26
走れメロスを読んで号泣した私…

 夢を壊さないで~ (笑)
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2014/02/07 13:10
(*>∀<)ノ))♪おもしろ~い♫

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2014/02/06 23:00
なんて素晴らしいw
太宰も天国で笑っていそうないい研究ですね!
この結果を頭にいれつつ、走れメロス読んでみたいですw



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