Nicotto Town


エレウシス


違いが分かる

富岡製糸工場の世界遺産登録が
物議を醸しているらしい。

「女工哀史」の世界かそうじゃないか、
という議論。

結論からと言うとね。
「経営者の意識の重要性」を
如実に表してるという意味で
象徴的な施設だと思います。

当初は国の将来をかけて、
 ・繊維工業の発展
 ・女性の社会進出と教育
 ・西洋思想の導入
など、しっかりした理念を導入していた。

ところが、利益が上がっていないとなると
短期的な観点での批判を浴び、民間に払い下げ。

それから、利益優先になり、安い賃金で
毎日12時間以上の労働を強要する職場になっていった、と。

世界における日本経済の転換の象徴
という意味で、文化遺産になるのは、異論はない。

だけど、輝かしい歴史、という見方
恥ずかしい歴史、という見方
どちらか一方の観点で塗り込めるのは
好ましくないと思う。

同じ施設、同じ業種でありながら、
経営者の目指すものが違うと
こうも労働環境が変わるのか、
それが、はっきりわかる施設だと思うのね。

多角的視点から歴史をしっかり見つめて
どうあるべきだったのか認識する。
どうも、それが出来てないよなぁ、
というのが、これに限らず思うこと。

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2014/05/05 00:49
☆しおり さん
 コメントありがとうございます。
 震災のとき、海外の記者が上手く翻訳できなかった言葉に
 「ガマン」と「ショウガナイ」があったそうです。

 過ぎたことを赦せる心は大切だと思いますが
 忘れることとは違うと思うのです。
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2014/05/05 00:47
☆なつみ さん
 コメントありがとうございます。
 両面をちゃんと見据えませんとね。
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2014/05/04 22:05
こんばんは、はじめまして。ご訪問を有難うございます。

上、本当に十人十色な意見はありますよね。
客観的にも日本人は特に「臭いものに蓋」をしたがるという意見も聞きます。

良い面悪い面どちらをも見通すことができる目を養うことができるとよいのでしょうね。

初めてなのに、ブログコメ失礼しました。
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2014/05/04 22:01
なんでも過ぎたことは美化してしまう。
それよりも悪い面も認めていくことも必要だと思います。



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