Nicotto Town


エレウシス


神様のいうとおり

ホワイトカラーエグゼンプションの法制度が
またぞろ話題になってます。

対価を成果報酬にするってやつね。

これに対しての反論派も賛同派も
なんか論点がズレてる気がします。

労働者の権利を奪う「過労死促進法」だ、という反対派。
成果の出ないものに金を払うのはおかしい、という賛成派。


私個人的には文字面だけ見れば賛成派に近い
だけど、重要なことが議論されてないのです。
「成果」とは何か、ということ。

マネジメント学の観点からすると
企業の目的とは明白なのです。

世界のマネジメントの神様、ドラッカーも
日本のマネジメントの神様、松下幸之助も
企業の目的とは、永続的発展であって
そのためには社会に必要とされる存在になること、
と明確に言っている。


儲けることは、その手段であって目的ではない
ということなのですね。


となると、期待される「成果」とは、
儲けることや、誤った目標を達成することではなく、
社会に顔向けできることをどれだけしたか、
ということのなのですね。

その基本中の基本を理解してない経営者が多いから
おかしなことになってしまう。

例えば、なぜベネッセの、元マックの原田社長が
経営者としての評価が両極端なのか、
といえば、その「成果」の観点によるからです。

株主に儲けさせる、という点では最高。
でも、「本当の成果」であるはずの
社会に必要とされる存在にしていったか、
という点では最低の経営者、ということなのです。

ということで、本来の「成果」を基にした
成果報酬型労働なら私は大賛成。

もっともそうすると、日本の多くの経営層と政治家が
成果未達成ということになりかねませんが。(笑)




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