脳化社会
- カテゴリ:日記
- 2015/03/11 22:05:01
あれから4年。
今日は新たな「防災の日」でしょう。
私は東京で地震に遭いました。
直接の崩壊・津波は見ていませんが2日後
支援物資を届けに福島・栃木・茨城・千葉を回りました。
そこで見た惨状。
液状化で1mも沈んだ家。
津波で流されて潰れた車。
地面から生えているオブジェのような自転車。
これらは三陸ではありません。
関東での状態です。
まして東北の状況はいかばかりか。
そして復興は遅々として進みません。
建築も原発事故処理も
人手が足りません。
で、その中、オリンピックのために
多くの労働者を増やした東京。
オリンピックが悪いわけじゃありません。
が、なぜ今なのか?
東北に多くの人手が必要なはずなのに。
自分の地域しか考えない東京。
地方を疲弊させる東京。
東京の行動が日本を壊しているように思えます。
養老孟司はこれを「脳化社会」と名付けました。
日本は都市の快楽のために
地方が脆弱化しています。
東京は3.11の反省を忘れたように見えます。