Nicotto Town


エレウシス


戦争を知りたい子供たち

さて、お盆の時期が過ぎました。

この時期は日本人が先祖のことを思うと同時に
戦争について想い致す時期。

今年の傾向としてですね、
10代・20代が戦争について
「能動的に」知ろうとする動きを
垣間見ることができました。

今までは、戦争体験者が
「若い世代に語り継がなければ」
というスタンスだったものが
かわりつつある。

背景には、選挙権の年齢引き下げや
強引すぎる安保法制に対する
期待と不安があったことと思います。

これは、あまりにも馬鹿馬鹿しすぎる政治による
ささやかな怪我の功名だったのかも知れません。


戦争がなぜ起きるか、という根本は
いたってシンプルです。
「格差」が原因。

長期ビジョンを持たない富める者が
今の生活水準を下げないように
他者の富を奪おうとするタイプ。

虐げられてきたものが、
自らの水準を富める者に近づけようと
他者の富を奪おうとするタイプ。

大きくわけて、発生原因はこの二つでしょうね。
宗教戦争とかイデオロギー戦争とかも
この二つの「意義づけ」にしかなりません。


そして、そこには各自のエゴしかありません。


で、今までの日本やドイツといえば。
各地の戦争に加わらないことで、
その費用を経済につぎ込んで発展し、
得た富を嫉まれないよう、
途上国に惜しみなくつぎ込むことで
信頼を得て、係争を避けてきました。

これが、日本が戦後70年間
平和で有り続けた基本政策です。

アメリカの武力に守られてきた
というのは、全く意味が無いとまでは
言いませんが、本質ではありません。


で、今。

日本の政治は「普通の国」になろうとしている。

自分の水準を守るためなら
他国がどうなっても構わないという
世界的な「普通の国」に。

自分たちの発展に感謝し
他国に富を分配して共に栄えようという
理想的な国から、
金持ち連合の一員に堕そうとしている。

戦争の根本原因を取り除こうとせず、
「自分たちだけの平和」を守ろうと
武力を溜め込もうとしている。


これこそが真の「平和ボケ」でしょう。


平和とは全ての人が笑顔であろうとすること。

「自分たちだけ平和」であることに固執し
他者の涙を無視し、武力によって排除しようとする。
これを「平和ボケ」と言わずしてなんと言いましょう。


「戦争を知らない子供たち」が
政治を動かすようになってきた時代
「戦争を知りたい子供たち」が
多くなってきたのは
大変に喜ばしいことだと思います。

アバター
2015/08/17 21:46
☆真珠 さん
 イザというときは逃げませう。
アバター
2015/08/16 23:58
戦争って、ただ殺しあうことですね。
戦争って、国を守ろうとするけど、私たちは死にますね。
だから、したくないですぅ~



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