Nicotto Town


エレウシス


食品廃棄偽装に思うこと

ダイコーの食品廃棄偽装事件で
いろいろと新事実が出てきたり
話題になっておりますが。

これは、社会の意識を変えるところまで
持っていかないといけないと思うのです。

偽装は“詐欺”だから絶対にいけない。

でも、不正経営者の言った、
「賞味期限が過ぎても食えるから」
というのはある意味事実。

根幹にあるのは、大量の食べ物を廃棄しても
平気でいられる歪な社会なのですよ。

食べ物はいつでも「金」で買えると思ってる。
これはとてもおかしなことです。

食べ物は誰かがどこかで
作ったり獲ったりしています。
そこへの思いが欠けているから
食べ物を廃棄するのが当たり前になる。



ここで、少し想像してみましょう。

あなたはアフリカの小国で生まれました。
主要な産業は農業です。
外貨を獲得するためには農産物の輸出に頼っています。

ある年、地球温暖化による異常気象で
大凶作が起きました。

ですが、外国からの負債を返済するため
農産物の輸出を止めるわけにはいきません。
国内では飢饉が起こります。

あなたの子供は栄養失調で亡くなってしまいました。

悲しみの中、あなたは世界情勢を学びます。

先進国が今まで排出してきたガスなどが
地球温暖化の原因であること。

先進国は自分たちが輸出した農産物を
賞味期限が切れたと言って2割も捨てていること。

この事実を知ったあなたは
それでもテロリストにならないと
断言できるだろうか?


格差と持つ者の無知が戦争を引き起こす。

食べられるものを大量に捨てていること。
この「おかしさ」に気付けないと
事件の意味を軽くします。

食料自給率39%のこの国なのに。

アバター
2016/01/29 19:44
正直、定価の商品と、賞味期限切れの割引商品とだったら
後者を私は選んでしまいますね~
つまりダイコーの商品でも買ってしまう気がします。
アバター
2016/01/28 00:20
考えさせられますね。
良い悪いだけでは解決できませんね。



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