Nicotto Town


エレウシス


銘柄買いから一歩進んで

久々にお酒について書いてみましょう。

美味しいお酒は好きです。w
銘柄にこだわる人も多いでしょう。

で、そこから一歩進んで、
銘柄ではなく、ここにこだわってみませんか、
というお話を。


買うお店にこだわろう


美味しいお酒を手に入れるには
良い酒屋を見つけること。
これに尽きるのです。

いろいろ理由はあるけれど、
以下の二つが大きい。

☆管理方法の問題

    全く同じお酒を仕入れたとしても、
    その後の温度管理や光調などで味に変化が生じます。
    醸造酒に厳禁なのは過度な温度変化。
    (何度が良いとゆーより、一定の温度に保つことが重要)

    だから、空調に気を使い、
    明る過ぎないような店内の酒屋さんが良いのです。
    適正な管理で保管しておくと、
    出荷時よりも美味しくなることがあるのですよ。

    自店の在庫を把握し、飲み頃(熟成がほど良く進んだもの)
    の酒を勧めることができるとさらにOK。


☆酒そのものの問題

    同じ酒なのに味が違うとはどういうことか?
    まず、一つは酒は一度に大量には造れないということ。
    同じ銘柄で出すにしても、
    いくつかのタンクに分けて造ることがあるわけです。

    そうなると、当然、タンクの出来不出来が影響します。
    これはすぐに理解できますよね。

    ところが、さらに同じタンク内でも味に違いが出ます。
    なぜか?
    
    にごり酒を考えてください。
    あれをしばらく置いておくと、下に滓が沈殿しますね。
    さて、この状態で瓶の上の部分と下の部分で味が同じだと思いますか?
    
    これと同じことが搾りの状態でも起きているのです。
    同じタンクでも味の軽い部分・中くらいの部分・重厚な部分
    様々なのです。

    知り合いの蔵元は、
    「一つのタンクで本当に自分が納得できるのは
    1升瓶20本分くらいだ」
    と言います。
    
    だから、熱心な酒屋さんは、搾りに立会い、
    自分が欲しい状態のものを予約してきたりします。

    斗瓶のまま「これウチの~」とシール貼っちゃう人もいます。
    (すごいのになると、斗瓶で奪ってきて、自分の店で瓶詰めしちゃうw)
    
    また、立ち会えないまでも、蔵元の立場から考えてみてください。
    「このレベル以上の酒」を欲しがる酒屋さんと
    「有名銘柄の名前」を欲しがる酒屋さんとでは
    どちらに良い部分を出荷するでしょう。
    
    味を理解し、大切にしてくれる前者ですよね。
    とゆーことで、良い酒屋さんには良い酒が自然と集まるのです。

有名店で言えば、
 磯自慢や東一は長谷川酒店、
 十四代は小山酒店や鈴傳、
 田酒や〆張鶴等古くからの有名所は三ツ矢酒店
というように。

 銘柄でなく、良い酒屋さんが進める酒。
 こんな選び方をしてみませんか?

アバター
2016/07/24 18:47
☆なつみ さん
 上達してくると、居酒屋の冷蔵庫のラインナップを見て
 「この店はあそこの酒店から買ってるな」
 とわかるようになります。w
アバター
2016/07/20 00:45
なるほど。
美味しいお酒に出会うためにも努力が必要なんですね(#^.^#)

私は居酒屋に行くと詳しい人を呼んでもらい
「あなたのお勧めを教えて下さい。 できれば理由も」
と聞きます。

でも こんな選び方もあったのですね。 面白い!



月別アーカイブ

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.