ニュースＸ
- カテゴリ：30代以上
- 2016/12/17 18:37:13
７年前の島根県の女子大生殺人事件。
交通事故で死亡した男性が犯人だという記事が出た。
事件が解決するのは、
どんな形であれ良いことだと思うのだが、
この発表の仕方からして、どうもまだ信じられない。
私たちは
袴田事件を知っている。
東電ＯＬ殺人事件を知っている。
高知白バイ事件を知っている。
そして「文庫Ｘ」の足利事件を知っている。
一部の警察が自らの名誉を守るために
証拠捏造を行い、
冤罪事件を創り出してきたことを知っている。
だから、本人が死に、
親も亡くなっている者が犯人だとすると
冤罪だとしても被害が最小限に留まるな、
という処に気が回ってしまうのだ。
マスコミの発表を見てみる。
「過去の性犯罪事件を調べ直す中で男の存在が浮上」（読売）
これ、女性を襲うような人間だったように見えるが、
“性犯罪者を調べた”とは言ってない。
逮捕者ではないのだろう。
性犯罪事件の容疑者に浮上したことがある、レベルなのだろう。
ミスリードを狙った発表に見える。
「遺品から行方不明になった後の被害者を撮影した画像データが見つかる」（ＴＢＳ）
・なぜ、今なのか
・行方不明になった後の画像と判断した理由
（まさか簡単に変えられる日付？）
これがまだ見えない。
宮崎勤の時のように、犯行を記録してあったのならまだわかるが、
画像データなんて簡単に作れるし
後から埋め込むことも容易だ。
さらに
「広島・島根の両県警合同本部は慎重に調べを進めている」（朝日）
という状態で発表している理由はなにか？
過去の冤罪事件と同じ流れに見えてしまうのだ。
薄弱な根拠や捏造された証拠で
センセーショナルに報道し、
世論から容疑者を犯人に仕立て上げ
「そういえば、疑わしい人」のインタビューを積み上げ
冤罪を作り上げていく。
そして死者で親もいなければ
冤罪がバレたとしても警察の被害は少ない。
理想的な犯人候補に見えてしまうのだ。
ちょっと、これはまだ半信半疑で
見て行かなければならないニュースだと思う。
