Nicotto Town


エレウシス


付録の履歴書はさらまわし

家族が皆出かけた、寒風吹きすさぶ午後、
リビングでぬくぬくとコーヒー飲みながら
youtubeでさだまさしを聴く。

「案山子」「道化師のソネット」「主人公」「秋桜」「風に立つライオン」


私は“歌”は言葉に曲が付いているものだと思っているので
曲よりも詞(さだまさしは“詩”という)を重視しています。

さだまさしの歌はドラマがあって優しさに溢れてる。
疲れた時、落ち着きたい時には最適ですね。


バブルの辺り、タモリのトークネタもあって
さだまさしは「ネクラ」の代名詞だったことがある。

それこそ、若者の間では
さだまさしを好きで聴いていることを
隠さなきゃ行けないような風潮があったのです。
まるで隠れキリシタンのように。

「え、あなたも好きなの?実は私も」
というようヒシヒソ話がクラスに必ずあった。

当然、こういう風潮には真っ向から立ち向かう
ある意味とんがったガキだった私は
「好きなもんは好き」と
堂々と言い放っていたため、
こっそりアルバム借りに来る連中が、結構いたりした。w

今はナオト・インティライミや湘南乃風等、
若者に支持のある連中で
さだマニアを公言するアーティストも多いので
そんな雰囲気は無くなってきましたが。


若いころにも勇気づけられたけど、
年食ってから聞いても新たな発見があって良い。

曲を聴いていると感じる人に対する“優しさ”。
でもこの“優しさ”に「甘やかし」は感じない。
これ、なんでかなー、と考えたんだけど、
「“頑張ったけど”挫折したことがある人の優しさ」
なんじゃないかと気づいた。


挫折ってほとんどの人は
経験してると“感じている”と思う。
ただ、どれだけ本気で取り組んでいたか
ってのは人によって様々ですよね。

どんなに憧れてても、目指していても
自分の力及ばず、自分にはどうにも出来ず
夢破れることってのはある。

軽い気持ちの憧れの挫折と
全身全霊を傾けた結果の挫折では
心に与える影響は違う。

その挫折を受け入れることから生まれる
頑張ってる他者への眼差しは
優しくなって行くのだろう。


「風に立つライオン」で
“辛くないといえば嘘になるけどしあわせです”
て歌詩がある。

“しあわせ”ってなぜ平仮名で書いてあるのか。
“辛”と“幸”の字が似てて紛らわしいからじゃないのかな。

「辛いの先に幸せがある」
とは時々聞くフレーズだけど
真実なのかも知れない。



・・・等と考えながら音楽を聴く午後。

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2017/01/18 22:48
☆ドリアン さん
 音楽聴くと落ち着きますねぇ
アバター
2017/01/15 12:25
また読みに来てしまいましたw
いろんなことやいろんな人いろんな言葉を思いだしました。



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