Nicotto Town


エレウシス


医師の条件

土曜の朝はNHKで「ドクターG」の再放送を
見ることが多いんだけど、
今日(本放送は2/15)の内容は見事だった。

この番組、現場で活躍する医師が
症例を基に研修医にクイズを出し、
対応を教えて行くというもの。

今回は旭中央病院の塩尻俊明医師が
教える側として出てきたのだが、
この人が実に素晴らしかった。


脳卒中の患者の例を引き合いに
問診の手順、それによって特定された原因、
スピード感の必要性、対応の手順、
それぞれ理路整然として説明し、
とても分かりやすいんだけど
この先生はそれだけじゃなかった。


何と、使用ガイドラインに「忠実に従う」と
使うことができないが、
効果が非常に高いと思われる医薬品がある。
どうするか。

脳卒中は麻痺が残る可能性が高い。
麻痺で仕事が出来なくなり
生きがいを失われた患者のケアをどうするか。


こんなことまで研修医に問うてくる。

医師は「病気を治す」だけでは意味が無く、
患者の人生を見据えて、治療の選択をして行くべき
ということを教えていた。

本当に素晴らしい。


病気を治すだけの者は医“者”。
この先生のような方は医“師”。

そんな気がした。

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2017/04/09 18:18
☆帰蝶 さん
 教える人の姿勢って重要ですよね。
 先生の水準と地位が上がると良いけど
 「未来への投資」を評価しない社会がそれを許してくれない。
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2017/04/03 17:00
近年・・電子カルテが普及してから思うのが
患者の病状だけ聞いて あまり触れる事なく
電子カルテに向かいながら「じゃーこの薬出しときますねー」と言う医者に遭遇する・・
この先生のような医師が居ると心強いと思います。



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