ラノベ紐
- カテゴリ:30代以上
- 2018/06/03 23:11:51
最近、面白いラノベを見つけた。
いわゆる「なろう系」なのだけど。
とある小説新人賞のテーマの条件に
「異世界に行かない事」
というのが付いたほど、
「なろう系」は異世界に行って
文明の利器を使って活躍する、ってのばっか。
展開もご都合過ぎて面白くないと思ってたんだけど。
「理想のヒモ生活」は面白い。
ブラック企業勤務の成年が現実から逃げて
異世界行って女王の伴侶になる話。
中二病にありがちな設定です。(笑)
ただ、異世界行って文明の利器使うのは、そうなんだけど
この小説は文明の利器を「作る」ことを目指してる。
で、作成のための伏線も非常に上手い。
ガラス作成の話を進める前に、バカンスビーチの鳴き砂の話するとか。
(鳴き砂はガラスの原料として非常に優秀)
作者は結構科学史の知識豊富と見た。
しかも、それが小説の中心じゃない。
主役のテーマは心理戦だ。
それも、カイジやHUNTER×HUNTERみたいな
ビリビリくる心理戦じゃなくて
京都の老舗同士みたいな心理戦。
妙にほのぼの感があって、疲れない心理戦。
「なろう系」にも面白いのがあるんだなーと
妙に感心しながら読んでます。
いや、途中までですね。
内容もちょっと違ってる。
大体4巻くらいまでかな?
小説家になろうっていうオンライン小説で 全部読めるのかな?