ボカロ発
- カテゴリ：30代以上
- 2018/11/06 17:22:13
娘がバンド始めてから、
家族でバンドやミュージシャンの話をすることが増えた。
相方がふとボカロＰ発のスーパースター
米津玄師が良いと言いだした。
米津玄師の話が出たら、
メジャーデビューしたボカロＰの光と影、
イナメトオルの話をせねばなるまい。
米津玄師。
ボカロＰ名 ハチ。
イナメトオル
ボカロＰ名 40mp。
この二人、ボカロで圧倒的な人気を取り、
メジャーデビューしたまでは同じだが、
その後人気に於いては明暗を分けた。
個人的な意見かも知れないが。
ソングライターとしてはハチより40mpの方が上だ。
特に作詞能力が素晴らしい。
思春期の青臭い世界。
西野カナのような能天気さではなく、
表面では笑顔で取りつくっていても
心の奥で自問自答して煮詰まるタイプ。
わがまましまくるヤンキーではない。
運動出来たりおしゃれだったりの
クラスの中心人物ではない。
真面目で目立たない、
悩みを表に出せない良い子たち。
そんなどうしようもない焦燥感を
直喩暗喩を織り交ぜながら上手に表現する。
その詩の世界は藤原基央にも匹敵する。
そして、イナメトオル本人としては。
優しい高音の声。
温かい人柄。
結構なイケメン。
と女性ファンが付く要素がある。
。。。。のだが。
ボカロの曲を聞いた後に本人が歌う曲を聴くと
どーーーーーにも違和感があるのだ。
いや、ボカロ曲を聞く前に、
イナメトオル本人の歌を聴けば良いと感じるのだろう。
（実際、イナメトオルから聞いた相方は「いい曲だ」と言った）
ところが、この人の曲、
イナメトオルが歌うより、初音ミクが歌った方が心に響く
という恐ろしい曲になっている。
（実際、その後初音ミクで聞いた相方は「こっちの方が良い」と言った）
無機質感のあるボカロの声が
ドロドロ感のない、不器用な歌詞の世界に
合ったのだろう。
人が歌うよりボカロが歌う方が
感情に応えるという世界を作ってしまった
40mpことイナメトオル。
若者がおっさんに教えてあげたいアーチスト一位となった
米津玄師。
歌手の世界では成功に至らなかったが、
ボカロだからこそ心に響く世界を作り上げた
イナメトオル。
この人も、おっさんおばさんに知っておいて欲しい。
・・・いや、私もおっさんだけれども。
そのとき時間がありあまってて買ってたら
使いこなせるようになってたら
今頃はもしかして・・・
エロウシスPと呼ばれてメジャーデビューしてたかもｗ
初音ミクが出た時の衝撃。
当時忙しくて打ち込みできなそうだったから
買わなかったけど、欲しかったんだよなぁ。
その後、息子と一緒ににフリーのDTMソフト入れたら
すぐに私より使いこなされたんで、
作曲も断念。^^;
「打上花火」 ⇒ 終わった恋の歌。
「夏恋花火」 ⇒ 夫婦合作のリア充曲。
現実世界の幸福度では40mpの勝ち？ｗ
ニコ動やボカロから離れて幾歳月
40ｍｐもそんなことになってたんですね・・・
てか、エロさん何にでも詳しいなぁｗ
「打上花火」と「夏恋花火」で対比したら面白いかも・・・？