後継者の価値
- カテゴリ:30代以上
- 2021/06/02 22:17:37
最近考えていることの一つに
経営者としての能力評価がある。
会社を大きくしたー、とか
注目を浴びる商品を出したー、とか
利益を上げたー、とか
着目されることはいろいろあるけれど。
突き詰めれば経営者の最大の評価点は
「“自分より優秀な”後継者を育てたこと」
にあるのではないかと思うようになってきた。
これを達成するには
・自分の能力を客観的に評価できること
・自分より優秀な人を尊敬できること
・部下の意見を真摯に聞くこと
・自分がわからないことを拒否しないこと
など、数多くの美点が必要だ。
実るほど首を垂れる稲穂かな
よく「良い後継者がいない」という経営者がいるが
それは、部下を見ていないか、素質のある者を育ててないか
良い人材が逃げたか、なのではなかろーか。
自分より優秀な者は沢山いる。
自分と違う考えの者も沢山いる。
そんな当たり前のことを受け入れることの難しさ。
それが出来たことの結果が
「自分より優秀な後継者」だろう。
・・・で、親子関係でもこれは当てはまりそうで。
子供たちに足りないものは沢山見えるけど。
そもそも親と子供には何十年もの経験差があるわけで。
自分が子供の年齢時分を考えれば
自分よりは優秀なんかもなー、と思ったり。
子供は親を超えるものだ、とも言うしね。
親として成功だと思えるには
「自分より人を幸せにしている」
と実感できた時だろう。
・・・超される親のハードルが低いかも?