道は続くよどこまでも
- カテゴリ:30代以上
- 2013/01/27 00:03:43
「ケッコーなお手前です。」というマンガがありまして。
留学生の男の子が、「柔“道”」「剣“道”」と
同じように武道の一つだと思って
「茶“道”部」に行って、入部しちゃうという話なんですが。
日本文化好きな外国の方には
興味深い文化なんじゃないでしょか。
日本は“道”を尊ぶ文化がありますよね。
自分を磨き、他人を尊敬し
お互いに高めあおうとする文化。
侍の世界の「武士“道”」があるように、
江戸の商人には「商“道”」がありました。
酒飲みにだって「酒“道”」がちゃんとありました。
。。。「衆“道”」はちょっと避けたいけど。^^;
でも、本当はそれは日本だけの話じゃなくて。
ヨーロッパにだって、
「騎士道」や「ノブレス・オブリュージュ」があるし。
イスラム世界にだって「ザカート」や「サダカ」がある。
成熟した文化は、他者を大切にする気持ちを
自然に醸し出す土壌があります。
さて、「報“道”」はどうなんかねー。
これも、本来、“道”があったはず。
新聞などは、どうしても「訴えたい事実」
「考えてもらいたいこと」が発行する側にまずあって
止むに止まれず出していたもののはず。
フランス革命期の「人民の友」、「ヴィユー・コルドリエ」とか
足尾鉱毒事件の田中正三が出した「栃木新聞」とかね。
その姿勢で言えば、大手メディアよりは
「赤旗」や「聖教新聞」はまだマシなのかも知れない。
“道”は利潤追求の姿勢とは相容れない。
自分を、他者を、社会を良くするもの。
「修身斉家治国平天下」
「売り手良し、買い手良し、世間良し」
「自利利他」
同様の精神をうたう言葉はたくさんある。
自分だけの利益の追求を求める
資本第一主義は資本“道”に至っていないのですね。
だから資本主義に基づいた企業経営の
新聞社は「報“道”」はできないのだろう。
できるのは、せいぜい「報告」なのでしょうね。
投資家に「資本“道”」が出来たとしたら
よりよい資本主義社会になるのかもしれないけど。
便所のラクガキと同レベル
いやそれ以下かも
最近のラクガキってレベル高いし…
ただの広告なだけでないことを祈りたいですね^^