労働の条件
- カテゴリ：日記
- 2015/01/11 15:12:19
竹中平蔵さんが「正社員を無くせばいい」と
テレビで発言したことが、議論を呼んでいるそうな。
一応、ざっと目を通したけど、
なんか根本のところでズレてる気がする。
まず、正社員と同じ仕事をしているなら
同一賃金にすべきだ、という話が出てくることが
そもそもおかしい。
「派遣社員」とは本来どういうものなのか。
「Ｄ－ＬＩＶＥ」というマンガをご存知だろうか。
世界一のスペシャリストを集めた
人材派遣会社ACEが超人的な活躍するマンガなんですが。
（おもしろいよｗ）
本来「派遣社員」とはこういうもの。
自社内の人材にはいない、育成できない
スペシャリストを期間限定で雇うもの。
だから、「正社員と派遣社員が同一賃金」などという
議論が出るのがおかしい。
派遣社員は正社員より高賃金
でなければならないハズなのだ。
派遣社員の方が、正社員より優れているハズなのだから。
だから派遣法では、派遣できる業種を
きっちりと定めていたのだ。
正社員ができる仕事しかやらないのは
人材派遣ではない。
昔の暴力団関係者がよくやってた
「寄せ場」でしかない。
今の「人材派遣会社」はコレだ。
人が必要なのであれば、会社は正社員を雇う。
雇った以上は、必要な仕事を用意する。
その仕事が無くなれば、新しい仕事を作り出す。
この「仕事を作り出す」ことができない
無能な経営者が「派遣法改正」を言い出す。
もう一回、過去のカリスマ経営者の
発言を読み直してみなさい。
「社員の人生を預かっている」意識の話は
大抵出てきますから。
日本が昔から言われてた、
「兵隊有能、指揮官無能」
が今も適用されちゃってるんですね。
おかしな企業は批判する。買わない。使わない。
それが正常な社会を作り出す力です。
中にはすごい能力を持った人もいてますが殆どはバイト感覚