身分違いの恋が歴史を動かした話
- カテゴリ：日記
- 2015/01/31 13:31:46
とある本読んでて、
光格天皇の母親は庶民だったという話があって
調べたらとても面白かった。＾＾
そもそもの発端は鳥取県のお侍さんが、
おりんさんという町娘に恋をしたところから始まる。
この二人、相思相愛になるんですけど
身分違いだと両家から大反対されます。
別れたくない二人は子供を作っちゃう。
両家はそれでも大反対。
お侍さんは家中でも立場がなくなり
武士を捨て、京都に出て医者として
身を立てようとします。
10年後、立派に医者として京都に開業した
元お侍さんは、庶民として地位と名誉を得たことから
愛するおりんさんとその子を引き取りにやってきます。
（かっけぇ）
ですが、そこでも両家関係者は大反対。
おりんさんは、泣く泣く自分が京に出ることは
諦めますが、二人の愛の結晶である９歳の娘
おつるちゃんを、元お侍さんに託します。
元お侍さんの町医者は
人を救いながら、男手一つでおつるちゃんを育てます。
おつるちゃんは美しく気立ての良い子に成長し、
宮家に奉公できるまでになりました。
そこでおつるちゃんは宮様の目に留まり、
寵愛を受け、宮様の第六皇子を生むことになりました。
やがて第六皇子が８歳のとき
運命の歯車が回りだします。
当時の天皇崩御。
天皇にはまだ生まれたばかりの親王しかいません。
となると、この０歳児の親王を后にできる年齢の
なるべく天皇家に近い男子を
天皇にするしかない、ということになり
第六皇子に白羽の矢が立ちます。
この皇子が後の光格天皇。
天明の飢饉に対応したり、
海外の情勢を収拾したり、
江戸幕府後半に、朝廷の権威を一気に高めた方でした。
その背景には庶民から出てきた
母親の影響が大きいと思うんですよねー。
浩宮妃を民間から選ぶって案が出てきたときの候補が
「島津」「黒田」「細川」ってどこが民間だーーー
という話とはわけが違う。
本当の庶民の血筋が入った天皇。
しかし、なんだろう、この少女マンガ的展開。
身分違いの恋が英明な天皇に繋がるという。
誰か描かんかな。
BE-LOVEとかフラワーズとかでありそうｗ
なんかね。ドラマチックな人生ってありますね。
10年も会ってなかったのに、おりんさんもお侍さんも
他にイイ人を作らず、独身だったんですねぇ～＾＾
純愛だなぁ～・・・・・