誰も知らない
- カテゴリ：30代以上
- 2015/09/05 17:31:35
どうにもしっくり来ない。
川口の17歳の子が
祖父母を殺した事件のことです。
実行犯であるこの子の壮絶な生い立ち。
母親の支配から抜け出られなかったと
証明した精神鑑定。
育児放棄した母に代わり、妹の育児をしていた優しさ。
これらの情状酌量が認められて
無期懲役判決が懲役15年になった。
人を殺めるという重大な犯罪に
罰が出るのは当然です。
だけど、どうにもしっくり来ないのは
母親の殺人教唆は認められず
懲役4年6ヶ月であることなのです。
この母親、息子が祖父母を殺したと知ると、
もう一度家に行って、現金とキャッシュカードを
探して持ってこいって命令してんのよ？
この行動から見たら殺人教唆があった
もしくは未必の故意での教唆があったと
判断するのが妥当じゃないか？
明らかに主犯が母親でこの子は従犯でしょう。
これが北九州の一家殺人のように
成人が洗脳されつつ犯罪を犯したのなら
まだわかるんだけど、
生まれてからずっとこの母親の支配にあって
逃れられない状態だったんだから
この子の責任にするのは酷すぎる。
少年法で守ってあげなきゃいけないのは
こういう子供たちでしょ。
亀岡の無免許運転で子供３人殺した
連中の判決は最大のもので
懲役5年以上9年以下の不定期刑なんですよ？
こんな奴らを守らずに、この子を守ってやれよ。
そして。
寝屋川の事件でもそうだけど。
おかしいと思いつつ、我関せずの地域社会。
自分のことしか考えない
公共のことを見ていない
そしてそれを当たり前のものとしている
我々にも問題の根源があるのかも知れないと
思ってしまうのだ。
だけど、学校にも行ってない、
この母親の支配下で17年。
どれだけのツラさだったんだろうか。。
これ、二つを別々に論じたのがいけないと思うんだよなぁ。
そう思います。
プライベートに突っ込まれるのはいやだけど
子供たちは守ってあげたい。
この子は被害者。でもね、もうわかっていい年頃だとも思う。
人を殺しちゃいけないって。
重い判決と感じるけど。その判断を間違ってしまった人間は、仕方がないと思う。
一方法律を盾に理不尽な判決がまかり通る、
そういう世の中は複雑ですね。。。
こんなことまで裁判起こすか？と疑問に思ってしまうほどの訴訟の多いこと。
多様化した犯罪についていけない法律。
すべては、圧倒的な個人主義が原因ではないでしょうか。