Nicotto Town


エレウシス


誰がやるの?

今の世の中、事故とか障害とか失言とか
様々な問題が取りざたされています。

それに対し、昔からあったのにネット社会で
目立つようになった、という説明もあります。

おそらく、そういうところもあるでしょう。

でも、ITや社会システムに関しては
違うと思うのですよね。

仕事柄、システムとか法律とか
見ることもあるんですけども。
昔のシステムは良くできてたと思う。

複雑ながらも辻褄が合っていて
リスクコントロールがしっかり考えられていた。

でも、今の状態を見ると。
みずほ証券の事件とかファーストサーバの事件とか
考えられないミスがあったり。
マイナンバーカードとか安保法案とか
辻褄合わない法律を平気で作ったり。

あまりに酷い。


これの遠因にあるのが
「お金があれば買える」
の考え方が蔓延してることだと思う。

どんなものでも
必ず「誰かが作ったり採ったりしてる」という
当たり前のことに気付かなくなる。

システムはお金払えばベンダーが
製作を約束してくれる。
でも、実のところ、現場ではスキルも時間も意欲も不足して
とても要求に応えられるものに仕上がらない。

だけど、発注者と営業は
自分たちのメンツと勝手に約束してしまったことにより
尻拭いを現場に押し付ける。

こういうことが
様々な職種で行なわれていると感じる。

金は交渉の道具に過ぎない。
モノやスキルは金払えば
どこからでも持ってこれるものじゃないんだよ。
エンジニアにせよ資源にせよ
数には限りがあります。

「己に出来ぬことを他人に出来ぬと責めるは愚かじゃ」

この言葉を噛み締めていただきたい人が多すぎる。




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