不法侵入の末の事故
- カテゴリ：30代以上
- 2019/02/17 17:00:38
「バックカントリースキー」なるもので
２名が遭難したとのニュースが流れてた。
「バックカントリースキー」って何？
って調べたら、
「山野のうち手付かずの自然が残っている、
整備された区域以外のエリアでするスキー」
のことだそうな。
・・・・
・・・・・
・・・・・・
それは「不法侵入スキー」と言う。
なんでこういう傲慢な言い方が罷り通るかな。
山が自分のものとか誰のものでもないとか思ってないか？
山は自治体管理でない限り、
個人か企業か財産区の持ち物なんだよ。
所有者がいるんだよ。
そして彼らが手入れしてるんだよ。
白神山地や屋久島でもない限り
日本に「手付かずの自然」があるわけねーだろ。
普段人がいない別荘に
勝手に人が入りこんで死んでたら、
ふざけんな、迷惑だ、と思うだろ？
不法侵入スキーで遭難するってのはそういうことだ。
googleで検索かけて上位にくるサイトには
こう書いてあった。
「バックカントリーに踏み出すなら、
最初に考えたいのはどういった道具で歩くかだ。」
ちげぇよ。
最初に考えたいのは
「入る許可を誰に求めるか」だ。
街の「アウトドア好き」とか言ってるバカには
こういう連中が多すぎる。
山や川をテーマパークと勘違いしてないか。
山だけじゃない。
海や川は国のものだけど、
海岸や川岸は所有者がいるからね？
田舎の人は山や川の良い経験を
街の人にも分け与えてあげたいと考えてるから
自分の敷地に入っても、ほぼ大目に見てるけど
こういう勘違いバカが増え続けるなら
そろそろ不法侵入で訴えても良いと思う。
奥山や渓流がきれいなのは、
誰かが
道を整理したり
木を剪定したり
植樹したり
ゴミを拾ったり
しているからだ。
放っておいたら土砂崩れなどで
環境は壊れる。
手付かずの自然が無いからこそ
下流域の都市生活者は安全に暮らしていける。
放っておけば土砂が都市部に流入する。
小学校の社会科で「扇状地」がどうやってできたか
習ったはずだろう。
バックカントリースキーなどとほざいて
そこを管理している人に思いを馳せられないヤツは
自然と人に対する冒涜者だ。
実家は関東一の清流と言われる川沿いにあります。
最近は観光客が増えました。
でも、その清流周りの住人は、夏場、週一朝５時起きで
川掃除をしています。
日本のきれいな自然は人の手が入っているから。
そんな当たり前のことが常識で無くなってから
ずいぶん経ってしまった気がします。
マナーさえ守ってくれれば、田舎の人は
訪問者に大変親切な人ばかりなのに。
私が好きな星空や地層の観察も他人の敷地に勝手に入り込んでしまう
リスクがあります。
当然、気をつけていますが今回の記事で改めて
気を引き締めないとと思いました。
ありがとうございます＾＾