東電無罪ということは
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- 2019/09/19 22:55:47
東電旧経営陣に無罪判決が出た。
個人的には、刑事判決とは言え、
予見“されていた”津波対策を怠ったことで有罪。
ただし、過去に事例は無いことで執行猶予。
あたりが妥当だと考えていた。
無罪になるとしたら、
「津波対策が現状でも十分であったと判断する根拠がある」
と認定されることだと思っていた。
その場合、東電以上の存在から
対策が十分であると認定されることが必要で、
その判断をしたものに責任が及ぶ。
そう、津波対策が十分であるとした
与党自民党・公明党と国会答弁した安倍晋三である。
この三者に責任を負わせるなら、
完全無罪もあり得ると思っていた。
そこに言及がないので、不当判決と多くの人が感じるのは已む無し。
永淵健一という名はしっかり覚えておきましょう。
ただ、一つ、前向きな材料をこの男は残した。
「予測に限界のある津波という自然現象にについて
想定できるあらゆる可能性を考慮し、必要な措置を
義務付けられれば原発の運転はおよそ不可能となる」
と述べたそうだ。
じゃあ、原発の運転は不可能だね。
たかだか、歴史時代の記録がある津波の可能性すら
「予測に限界」て言うレベルなら、
おっしゃる通り、原発の運転は不可能だ。
地震学者だけでなく
地質学者も歴史学者も予測してた話だし。
安倍さんだって、
「電源喪失しないように万全の体制を整えている」
って言ってたしね。
あらゆる可能性を考慮しているはずだと
現職の総理大臣も思ってますよ?
皆さん、この判決を受け止めよう。
原発の運転は不可能だって言ってくれたのだから。
こういう裁判例は身近じゃないですけど(企業同士の民事はちょくちょく目を通します)。